商品撮影の内製化の悩み。兼業にすべき?専任にすべき?メリットとデメリットを徹底解説

アセット 1

こういったリスクは資本がある程度限られている中小、零細企業ではどの企業も抱えています。しかし、重要かつ緊急であることを認識ながらも、今はまだ大丈夫そう考えている企業も多いのは確かです。

それは、「商品撮影の兼業と専任のリスク」です。

簡単に言うと、従業員の辞めるリスクと辞めたときのダメージをどれだけ把握してますか?ということです。

これは会社によっては非常に大きなリスクにもなり得ますので、甘く見積もらない方が良いと考えています。

とは言え、こんなことを思っている方も多いと思います。

■末端の業務でしょ?
■売り上げに直接関係しないじゃん。
■誰がやっても同じだよ…
■そこが変わったところで社内に影響はありません。
■改善すべきはどう売るか

この業務に投資もせず、軽く見ている企業は、時代の先頭集団には絶対に立てないと断言できる程、時間も労力もかかっています。だからこそ改善の余地があり、伸び代だと捉えています。

内製化や専業のメリット、デメリットはこちらの記事にわかりやすく書いてありますので、ぜひ読んでみてください。

撮影業務の平準化とチーム化が離職の特効薬

    目次

  • 結論
  • 兼業のリスク
  • 専任のリスク
  • 撮影・編集業務の見直しで改善する時間とコスト
  • まとめ
アセット 10

結論

担当者が辞めても大丈夫な体制や教育法があるなら問題なし。
辞めるリスクを考えていないもしくは辞めたときのダメージを把握していないなら、早急に議論をすることをお勧めします。

アセット 4

兼業のリスク

商品撮影、画像編集、画像加工とその他の通常業務を兼業にするリスクは多くあります。

  • 従業員の負担が大きくなる

→残業が増える、プレッシャーが増えるなど=従業員満足度が低くなります。従業員の満足度は業務の質にも跳ね返ってくるため、気をつけなければいけない点の一つです。また、一人に対しての業務量が残業前提で過度になっているケースも多々見受けられます。求職者が会社を選べる時代にその方法は会社を追い込むことになるでしょう。

  • タスク過多でどちらの業務も進まない

→どちらの業務も会社にとっては重要な業務ですが、商品撮影は末端の業務になるため、ここが止まると良い施策、良い企画、良いマーケター、良いシステム、良いチームがその先にあったとしてもそれは無意味になります。コンテンツの素材がなければコンテンツは作れないですし、コンテンツがないと施策が打てません。兼業でやるデメリットはスピードにも直に跳ね返ってきます。

しかし、そこに機会損失が生まれることは確かです。

  • 離職時のリスク

→撮影業務との兼業は正直計り知れません。弊社の導入企業様でも、導入前に残業は普通、終電もしばしばというお客様もいらっしゃいました(自動撮影システム導入で解決済み)。
その企業様は通常業務は業務時間内で、撮影業務は時間外業務にというハードな兼業をされてました。

数点しかない撮影であれば、1時間くらいで帰ることができると思います。しかし、シーズンものになるとその何倍も入荷がある。そうなると撮影は長引きます。そんなことは何年も続けられるわけないので、その近辺のスタッフさんの入れ替わりは非常に激しいです。1年で担当が変わるなんてのは普通なので、その期間の短さが業務の厳しさとモチベーションを保つ難しさを物語ってます。

アセット 3

専任のリスク

じゃあ、専任にすれば解決なんだな!なんて声も聞こえてきそうですね。答えはノーです。専任もまたリスクを抱えています。どちらにしてもリスクはつきものなのでどちらのリスクを取った方が会社にとってベストになるかを考えて決めていただければと思います。

  • ノウハウの独占

→専任のリスクはノウハウが人に溜まりやすいことにあります。ノウハウを人に溜めると人の流れとともにノウハウが動いてしまうため、非常に人材を活かしにくくなります。特に簡単には身につかないクリエイティブな業務はノウハウが会社になく、人にあるケースがほとんど。半分でも、カメラマンのノウハウが残っていれば、教育や採用に大きな力を発揮しますが、ノウハウがない場合は、すべてが一からになる可能性があります。

  • クオリティこだわりすぎでスピードが…

→商品撮影や画像編集は、クリエイティブな仕事になるため、ついこだわりが出てしまいます。このこだわりが悪い方向に出ると厄介です。カメラマンがカメラマンにしかわからないクオリティにこだわって時間をかけているケースをよく見ます。お客様がそのクオリティでないと購入しないデータがあれば別ですが、ほとんどの場合、カメラマンのエゴです。

情報社会になっているため、素人でもキレイに撮影する方法は1万円投資すればECで販売できるくらいの撮影知識は備わります。その時代にスピードが遅いのは致命傷になりかねないです。

  • 離職のリスク

→兼業のリスク同様、離職のリスクは伴います。チームの状況によっては撮影内製化が崩壊する恐れすらあります。専任担当にはそれだけリスクがある分、同じ分メリットがあります。クオリティの向上、手放しでコンテンツ素材ができあがる、変なこだわりを捨てればスピードは速い、素材の変更に柔軟に対応してくれるなど。分業制にはメリットもデメリットあることは忘れてはいけない重要事項です。

アセット 5

撮影・編集業務の見直しでどこが改善する?

先ほどもお伝えした通り、末端の業務が止まるとその先の業務が正常に動かなくなります。さらに、末端の業務は会社の重要人物からは見えないことが多いので、なかなか声を上げにくかったり、声を上げても届かない場合が多いです。その分改善をすれば大きな変革をもたらすことができるのも事実です。

  • 時間の削減

→撮影や編集業務のほとんどはアナログで行っているため、変数が多い撮影方法ではない限り、テクノロジーを使う方が断然作業は早く進みます。テクノロジーに頼る部分と頼れない部分があることは事実なので、0→100で考えるのではなく、60:40の割合で考え、一部を効率化するだけでも全体の効率が1.5倍から2倍になるケースもあります。

  • 生まれた時間を活用

→撮影や編集業務の効率化で時間を圧縮することで、生まれる時間は大きな価値を生みます。最近では「SNSの活用を本格化したいけど、やめることができない業務がほとんどで、その時間を作ることができない」という悩みをよく伺います。このやりたいを実現できる時間が業務効率化の先にある最大のメリットです。

しかし、こんな流れも多いです。
売り上げを伸ばすためのツールを導入したい→導入しても活用する時間がない→活用するための勉強時間も含めるとメリットが高いか不安→導入先送り

こんな時間と時間に付随した業務負担を考えると担当者は嫌になります。これは末端に近づけば近づくほどしわ寄せを食らうので、反発が強まります。

上記から時間を作ることの重要性と時間に沿った感情の動きも見えたと思います。時間を生むツールをぜひ使ってみてください。

  • コストの削減

→撮影や編集業務の効率化で時間を圧縮することで、生まれるのは時間だけでありません。多くの人材をその近辺で採用しているはずなので、撮影や編集に付随する部分と間接的に関わっている部分のコストメリットもあります。

例えば、Aさんは撮影と編集を行っていて、Aさんは兼業なので、1週間で1日は撮影業務に2日は編集業務をしてたとします。3日は撮影関連業務、2日は通常業務ですが、仮に2倍の効率化を実現して、1.5日で撮影、編集業務が終えられたとすると1.5日分は他の時間に使えるわけなので、他のチームの仕事を兼業したり、新しい取り組みをするときにかかるコストをAさんで置き換えればコストは下げられます。

アセット 5

まとめ

  • 兼業でも専任でもリスクはある

→どちらがいいということではなく、会社の特徴をしっかりとらえた上で最適解を見つけていくことが重要

  • 兼業のリスクを把握する

→兼業で撮影業務をしてもらうことのメリットとデメリットを正確に把握して、今のうちにできる準備をしていくことで兼業のリスクは減っていくでしょう。

離職のデメリットは特に大きいので、見落とさないように誰がどうなってもいいようにチームの基盤を整える

  • 業務効率化の先にあるのは何かを把握する

→兼業の最大の敵は業務効率化です。一つの業務にかける時間が短くなればそれだけ負担は減っていくので、ツールやシステムをうまく使い、業務効率をした先にどんなことが実現できるのか。

ここをしっかり把握した上で取り組むと非常に明確な道筋が見えてくると思います。

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