カタログ・EC用の商品撮影はこれ1台で!ツーネット様の活用事例インタビュー

導入事例

2021年12月24日

CASE STUDY

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株式会社ツーネット様

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画像左から:竹内様、豊田様、石黒様、石黒様

株式会社ツーネット様の導入事例インタビュー

ー 会社のご紹介と、自動撮影システムの用途についてお聞かせください。

弊社はトロフィーやカップなどの表彰品の製造卸、ノベルティグッズの卸販売を行っている会社です。

名入れ加工技術として、レーザー彫刻、UVフルカラー印刷、シール印刷などが可能なので、表彰品への名入れ彫刻はもちろん、様々な素材ヘのオリジナル名入れ加工も得意としています。

また、珠算・そろばん業界向けの商品やサービスにも力を入れています。珠算用品販売のほか、今はオンラインでの競技大会運営など新しい取り組みも進めています。

 

オートリーで撮影するものは、トロフィーやカップ、メダルなどの表彰品の他、文具、雑貨、珠算関連商品や教材など、多岐にわたります。

カタログ用の画像や、ECサイト用(自社サイト、楽天、amazonなど)の画像を撮影するためにこの機械を導入しましたが、みんな、それぞれ営業や受注処理、新商品の開発などの傍ら、商品撮影やサイトへの出品作業も兼務しています。

最初は撮影についての知識も経験も無かったので、日々模索しながら、まだまだ勉強の身です。

 

ー 通常の業務と撮影業務を兼業されていらっしゃるんですね。

大きな会社ではないですから、みんながいろんなことを兼業でやっていますね(笑)

各担当が撮影方法さえ覚えてしまえば、むしろ専任の人に撮影を任せるのではなく、それぞれの担当が撮影できる方が、用途にぴったり合致した本当に撮りたいものが撮れるんです。

そういう意味では、誰が撮っても、比較的簡単にクオリティの高い合格点の写真が撮影できるという点は導入の決め手になりました。

 

ー 従来の撮影方法や撮影においての課題はどのような点にあったのでしょうか。

導入前はどう撮影していたかというと、後ろに幕(背景紙)を張って、1発撮りです。単体の商品は撮影ボックスや白壁の前で撮ったりしていましたが、それでも非常に時間と労力がかかっていて…

 

ここでいう1発撮りというのは、5本シリーズとかのトロフィーなんかを1本ずつ撮るのではなくて、小さい方から順番に並べて5本まとめてパシッと撮る方法で、端のトロフィーなんかはどうしても歪みが出てしまっていました。 端に行けば当然光の当たりが悪いですし…。

「統一した写真が撮れるかどうか」が1番の課題でしたね。照明、カメラの距離、角度、どれをとってみても、 やはり微妙にバラつきが生じてしまうんですね。

また、カタログの画角に収まらないとか、うまく切り取り枠が設定できないという時に、調整するのに何回も試し撮りを行って、何シリーズも撮影する場合、撮影は1日では終わりませんでした。「自動撮影システム」とは全然違うんですよね

 

編集作業でも、金属の金色が上手く出るよう加工をしようとするとすごく嘘っぽい写真になるし、ここまで行くとおかしいねとか、商品が良く見えるように加工して行くと本来の金属感が出なくて。 正解を出すのが難しかったです。

ー 撮影ブースは常設であったわけではなかったんですね…。

そうですね。撮影の時だけ机を出して背景紙を張って、手作りで撮影スタジオのようにしていく感じです。

背景紙は、使わない時はクルクル巻いて保管しておき、撮影する時に引っ張り出してきて背景にセットするんですが、微妙にしわが 寄ってしまっていて、その微妙なシワが映り込んじゃったりとかするんです。なので、端から「そこ引っ張ってー」と伸ばしながら撮ったり。

10種類くらいあるトロフィーを撮影する場合は、幅が5mくらいのものを使っていたので、それにシワが寄っていたりすると黒い幕を調整するのも大変でした。それに、カメラをすごく引いて撮るんですが、歪まないように内側に寄せなければいけないなど、気に掛けなければいけないことが多く、本当に苦労していましたね。

 

少々のシワを消すとかの画像編集はPhotoshopを使って修正はしましたが、 プロフェッショナルではないので、クオリティの高さが重要な写真となるとやっぱり難しかったです。

 

ー 現状を改善する選択肢として、自動撮影システム以外にもあったのでしょうか。

トロフィーなどの表彰関係の撮影は年に1回ですが、ノベルティグッズなどの文房具・雑貨類などは数千点もの商品があり、年に2回新商品を撮影していましたので、撮影後にその背景を切り抜く作業も含めると本当に大変でした。

外注するコストもかけられなかったため、品質の良い写真をもっと簡単に撮れて、スピーディーにECサイトにアップすることが内製化できれば、それほどいいことはないと思っていました。

トロフィーなどのシリーズものは、1本ずつ撮影して後から自由にレイアウトする方法も試しましたが、大きさがバラバラなので光の反射も変わってくると発色も変わってきます。

いざ撮影したものをそのままPhotoshop上で並べてみても、色合いが合わないので全部色合わせする必要がありました。写真を撮って、背景を切り抜いて、色を合わせる。それを100本やろうとすると相当な時間と労力が要りますから断念しましたね。

― 自動撮影システムを検討するきっかけや背景を教えてください。

最初はギフトショーで話を聞き、ショールームで実物を見たのですが、すぐに、これは便利だよねという話になりました。まさに欲しい機能が揃っていると思いましたね。

1番大きいものはサイズ的にも価格的にもハードルが高かったのですが、現在導入している機材のサイズであれば、と 社長からOKが出ました。

 

これまで自力で撮っていた時というのは、ウェブ上であればそれなりに見える画像も、 印刷物だと精度が足りず粗が出てしまっていました。当然撮った写真を印刷会社では加工はしてもらえますが、加工できる限界というのもありますからね。

熟練のカメラマンでなくても、クオリティの高い写真が簡単に撮れる方法はないかとずっと考えていましたので、導入できた時はとてもワクワクしました。

 

ECサイトでの販売に力を入れていくにあたり、EC用とカタログ用の撮影を一回で済ませてしまった方が断然効率的だよねってこと(=自動撮影システムを導入すること)が、会社として最終的な結論になりました。

― 自動撮影システムを導入する決め手はどこにあったのでしょうか。

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1番の決め手はやはり「自動切り抜きができる」ところです。

トロフィーなど、装飾が非常に細かい部分は普通に自力で切り抜こうとすると大変な作業になるので、レスポンス良く業務を進めていくためには、「夢のような機械」だなと思いました。

もちろん限界ラインはありますが、ここまで切り抜ければ充分だと。感動して、最初に実物を見てから数カ月で導入までいったんじゃないかな。

― 導入後の変化を教えてください。

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実際に使ってみると、モノによっては背景処理がうまくいかなかったケースもありましたが、撮影はかなり楽になったなと感じました。出来上がった画像を見てみても、クオリティのレベルは充分でしたね。印刷業者の方とも話しましたが、「印刷でも使えるレベルで、あまり加工の必要が少なかったですね」と。

 

加工についても、100%では無いですけどわずかな修正だけで背景切り抜きできたのは、時間的にとても助かりました。このレベルが自分達でできたということは、合格範囲だと思います。

頻繁に使いこなせているかというと頻度はまだまだ少ないのですが、従来の撮影が大変な状況からは脱却できたんじゃないかなと思います。

 

(トロフィーなどの被写体は)カメラを固定して1本ずつ同じ環境・条件で撮れたので、一日あれば一人でも100本ぐらいは撮影することができました。

しかも統一感のある写真が撮れたというのが非常に大きかったです。

― トロフィーを1日100本というのは1カット ×100本ということでしょうか。

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360度回転とかも考えましたけど、最初なので、1本1カットずつ。

シリーズで、サイズの小さいものから大きいものまであるので、クオリティが均一になるように上手く調整しながら撮れたというのも、今までにはない良さだったと思います。

― EC事業は上向きだと伺ったのですが…

商材の性質上、一時はイベントや大会も中止ばかりでコロナの 影響を相当受けましたが、ようやく回復してきて現在(2021年11月時点)はECサイト経由でかなりの注文をいただけるようになりました。

長い冬眠作業でしたが、 注文が少ない間は、これまで時間が無くなかなか手を付けられなかったECサイトの商品アップなどに力を注ぎました。ある意味この時間が取れたということが、現在の業績に活きていると思っています。

「商品を撮影し、説明を書いて出品する」という作業を最初から終わりまで一貫して行ってみると、写真の撮り方一つとっても、こっちの方がかっこよく見えるんじゃないかとか、 上から撮ってみようとか、工夫やアイデアがいろいろ生まれました。

自分の考えたものが形になって売れていけば嬉しいし、達成感もあります。

アイデアや写真の構想があっても形にできない、(自分たちで)写真を撮ることができないというのは、すごくもったいないと思うので、この変化は会社にとって大きなプラスになりましたね。

 

これを機に、今までEC関連の業務をしていなかったスタッフにも積極的に関わってもらうようになりました。

専門知識が無くても1人でプロのような写真が撮れ、サイトにアップできるという経験をしてもらえたことは本当に良かったです。

― ベースになっている画像はECもカタログも同じ写真を使われてるのでしょうか?

そうですね。ベースの写真は一緒です。保存形式もサイズも簡単に変えられるのでとても便利です。

1回の撮影で、それぞれサイトに適したサイズにワンクリックで保存できるというのはかなりの時間短縮になりますね。

― 自動撮影システムで商品撮影をした後、加工せずにそのまま商品掲載することもあるのでしょうか。

Amazonに掲載する場合はメイン画像を白背景にするというルールがあるので、撮影後に背景処理だけしてそのまま商品アップすることはあります。

 

一度、機械を立ち上げずに手軽にパッと撮れないかなと、白いテーブルに商品を置いてスマホで撮ってみたことがあるのですが、やはり背景が真っ白にはならずグレーになってしまいダメでした。簡単に背景を切り抜くとかはスマホでは絶対できませんね。

 

また、生地の薄い布を撮影したのですが、表裏違う生地を透けないように撮るといった場合もすごく便利なんだなと、機械の良さを改めて実感しました。

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この画像は大理石風の背景になっていて、そこに切り抜いたトロフィーを置いている感じです。

このトロフィーの上にはそろばんが付いていて、そろばんの玉と玉の間が空洞になっているんです。手動で1個1個の穴を選択して抜いていくとしたら、気が遠くなってしまいます。

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今回撮影してすごく感動したのが、印刷レベルで背景が抜けたことですね。これだったら100本撮ってももいいなと思いました。

通常の撮影で1本のトロフィーに20個の空洞があったら20個×100本なので、2000個の穴をきり抜くのか…という感じになってしまうので、これはすごく良かったですね。印刷レベルまで問題なく業務を進められました。

 

撮影や編集が内製化できれば汎用性も広がるし、新アイテムも楽に、かつスピーディーにサイトにアップできてビジネスチャンスを逃すこともありません。

写真が撮れなければ商品アップの作業も止まるんですよね。専属の撮影担当を誰か作って、その人しか撮れない状況になると、その人がいなければ何もできないということになる。

かといって専属で写真を撮るだけで仕事があるかというと、ある時はあるし、ない時はないので皆が簡易的に撮れればベストだと。

― 機会損失も実際にあったのでしょうか。

ありましたね。カタログを発行してお客様の手にカタログが渡った時には、本来ならネットに商品が全て載っていなければならないのですが、以前はそれが間に合っていないケースがありました。せっかくの新商品が、一部ネットには掲載できていない状態です。

カタログ発行前は商品撮影や印刷物の校正作業などでどうしても時間的に追いつかず、非常にもったいなかったですね。

電話やFAXなどでの注文もまだあるのですが、受注処理としてはネット注文の方が断然早く、聞き間違いなども無いので出来るだけネット注文への移行を目指しています。

オートリーを導入し、その後ECサイトをリニューアルしてからは、商品を撮影してから出品までのスピード感がかなり上がり、導入して本当に良かったと思います。

― すでにたくさん自動撮影システムの魅力を語っていただいているのですが、皆さんから見た自動撮影システムの魅力は何でしょうか

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今までにお話しいただいた魅力のおさらい

・自動背景切り抜きが簡単にできる
・初心者でも撮影ができるようになり、より魅力を伝えるのが得意な人に撮影をしてもらえるようになった
・均一なクオリティで撮影ができるため、加工が楽になった
・EC用の画像もカタログ用の画像も一緒に同時に作成できる

 

また、上部にもカメラを追加し、真上からの撮影の方が分かりやすかったり見栄えが良かったりする商品などは、より綺麗に、より商品の良さをアピールできる写真が撮れるようになりました。

導入前は、真上でカメラを構えて撮ろうとするとどうしてもカメラや自分の影が映りこんでしまって撮影が難しくて。

それとやはり、最初は箱の中で光量を自由自在に調整できることに感動したことを覚えています。

― 最後に今後の展望について教えてください。

今後は、動画も積極的にサイトに掲載していきたいですね。

楽天では動画を掲載すれば検索順位が上がるという話も聞いたこともあるので、どんどん手を加えていきたいです。

トロフィーなどは360度回転で商品を見せられれば、より細かなパーツや装飾部分を見てもらえます。

実際に商品を手に取ることができなくても、まるで目の前で商品を選んでいるかのような商品ページを展開していきたいです。

時代の変化に伴いお客様のニーズもどんどん変わっていくので、何事もチャレンジしながら進化していく必要があると考えています。

ツーネット様の自動撮影システム活用方法

ECサイトの商品ページの画像

カタログの商品の画像

株式会社ツーネット様のコーポレートサイト

ご導入機材

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3D PhotoBench 280

全導入台数の1/2のシェアを誇る不動のNo.1の撮影システム。幅45㎝までが商品撮影できるため、アクセサリーから大きめのバッグまでがキレイに撮影できる汎用性抜群の1台。静止画はもちろん、今話題の360度ビューも社内で手軽に作れ、今後の社会の動きにも柔軟に対応が期待できるオールラウンダー。
この記事を書いた人
アライ  ユウキ
荒井 裕希
 
美容専門学校を卒業し、アパレル雑貨や携帯販売、独立して自ら開業するなどして10年。その後自動撮影システムの業界に入り、4年半(2021年7月現在)を迎える。3000を超える方と商談を行い、担当事例は100社を超える。8割がアパレルやファッション雑貨で、大手~スタートアップまで規模を問わず担当。お客様の一時期の成功ではなく、成功し続ける環境を伴走して構築することをモットーにご案内中。本質を見失わないようにロジカルに情熱を持って皆様と向き合います。

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