商品画像はECサイトの売上を左右する!EC担当が押さえるべき4つのコト

お役立ちコラム

2021年7月26日

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商品画像がECサイトに重要であるコトを理解する

ECサイトで商品画像が重要視される1つ目は「商品画像が重要だと理解すること」です。この理解がなければこれくらいの撮影画像で大丈夫だろう、この撮影枚数で、撮影カットで問題ないだろうと根拠のない、ユーザーが求めていない、ECサイトの商品ページが出来上がってしまいます。非常に残念なことに、意外とそういった企業が多いことはあまり知られていない事実です。

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商品画像が重要だと理解することが一歩目

売れる画像がどういうものか、どういう画像、写真がユーザーに響くか、売れやすくするにはどうしたらいいのか、考えたことがあると思います。

後述するデータのようにそもそも「商品画像そのものが重要であること」が理解できていない企業は売れない原因である”ボトルネック”を見つけられないまま、ECサイトも店舗も売れ行きが伸び悩む原因を探し始めます。

ノウハウを吸収する前に本質の理解をすることが重要だと考えます。

商品画像が重要だと根拠となるデータがない以上、現場の意識も管理者の理解を深めることも不可能です。下記のデータを参考に商品画像が重要かつ緊急に取り組むべき課題であり、改善すべきことなのだと是非、社内でお話してみてください。

商品画像はECサイトの売上を左右する

どの年代でも画像が重要が上位に挙がっている

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こんなデータがあります。(出所:ECのミカタ)
ECの利用に関する調査
コスメ利用者が商品ページを重視する情報として各年代が重要だと思っているものは画像の通りです。

注目していただきたいのは、商品画像を重要視している人が多いことです。意外だと思った方も多いのではないでしょうか。10代では2位に、20代と30代では3位に商品画像がランクインしています。

生活インフラに溶け込んでいるCtoC(ヤフオクやメルカリ)でも背景を白抜きしたり、白背景で撮影したり、意識して構図を考え、アングルを変えながらスマホで撮影されているのが、よくわかるようになってきました。

それは、写真を作成するにあたって、白背景で撮影をして、効果的な文字を入れて出品することが、ポイントであると気付いてきたからだと考えられます。

買わない理由1位は商品画像や商品情報が少ない

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一つのデータだけですと検証データとして信憑性に欠けると思いますので、もう一つ面白いデータをご覧ください。
(出所:ネットショップ担当者フォーラム)
EC利用者に調査
「過去6か月間、ECサイトで以下の経験したことがあるか(複数回答可)」についての結果です。(画像参照)

「商品情報が少ない、不足していること」と同率で「商品画像が少ないことが不満だ」と答えている人が半数いるというデータです。現在、ZOZOTOWNでは30枚以上の商品画像が上がっているのは珍しくなく、楽天市場やAmazon、ヤフーショッピング(PayPayモール)など主要のECモールや自社サイトでも、10枚以上の画像が商品ページにあることが普通になってきました。

しかしながら、ここにポイントを置いて、リソースを割くのをためらっている企業がほとんどです。なぜか?

撮影関連の業務は、商品撮影、背景処理、白抜き加工、リサイズ、ガイドラインに沿った画像の作成、各モールや社内共有用に保存など自動でできないアナログな業務で固められています。人材集約型で時間も人件費もかかるから、無理を強いて行っている事が、当たり前の末端業務であることが裏側にあります。

しかし、この部分のクオリティとスピードを上げることは、ブランディングや売上アップに影響が出る、大事な業務です。それを理解されていない経営陣や管理者が多いことと知っていても手を付けていない企業が多くいて、我々はここのインフラを構築し直して、よりいい循環で会社が回るようにしたいと考えています。

大手ECモールが画像の規約を細かくしている

楽天、Amazon、Yahoo!などの大手ECモールは細かく画像の掲載ルールやガイドラインを設けており、規約に違反するとペナルティを課されます。

それだけ、商品画像はお客様の利便性を上がり、売上を左右する項目だと考えていると捉えられます。

上記から楽天とAmazonのガイドラインを比較するとほぼ同義であることが読み取れます。

また、Yahoo!ショッピングとPayPayモールが2022年の10月に統合し、画像の掲載ルールもPayPayの掲載ルールを踏襲し、楽天のルールとほぼ同じになりました。

これらのルールを見ると画像の掲載方法で売上が変わることが理解できると思います。

 

楽天の商品画像の作成方法とプロ視点で見る注意点

Amazonの商品画像の作成方法とプロ視点で見る注意点

世界基準で見た商品画像と売上に関するデータ

海外の画像管理ツールを扱っているPixelzのデータによると売れている企業は「画像の背景が白である」・「画像が中央にある」・「画像の余白が25px( or 17px or 18px)の範囲で定めている」企業が売れている企業の特徴なのだそうです。

このデータの母数は下記の通り、膨大な画像データから得られた信ぴょう性高いものと言えます。

■ 引用

私たちは疑問に思いました。そして、2万人以上の顧客と700万枚の編集済み商品画像のデータから、その答えを見つけ、みなさんと共有することにしました。
私たちが学んだこと、その結果を、便利なインフォグラフィックにまとめました。自分にとってどういう意味があるのか」という解釈も含め、より詳細な分析については、この後さらに読み進めてください。

※記事の内容を一部翻訳

実際の記事はこちら(英語サイト)

商品画像や動画コンテンツが重要である理由(アメリカの調査)

 

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出展:BargainFox

93%の消費者が、見た目の美しさを購入するかどうかの重要な決め手と考えている

52%の買い物客が、全体の美観を嫌ってサイトを放棄し、戻ってこない。

42%のユーザーが、サイトのデザインだけで、そのサイトに対するすべての評価を決定している。

 

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出展:BargainFox

96%の消費者が、オンラインショッピングで購入の意思決定をする際、ビデオが役に立つと回答しています。

73%の消費者は、製品やサービスを事前に説明するビデオを見ることができれば、購入する可能性が高い。

58%の顧客が、ビデオを制作している企業はより信頼できると考えている。

商品画像はテキストより短時間で得られる情報量が豊富

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撮影内製化を成功に導く自動撮影システム

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文字 < 画像

twitterよりインスタグラムが流行った理由、本を読むよりYouTubeの要約動画が人気な理由。共通しているのは、いろいろとありますが、その一つに、文字を読むスピード、労力より画像や音声から取れる情報が多く簡単だからということが挙げられます。

ECサイトで買い物をされている方ならご理解いただけると思います。購入するまでのフローに商品説明等の文字を読むことが必須項目として入っていないことと文字を読む時間よりも商品画像を見ている時間の方が長いこと。

商品画像を充実させれば、文字はそれをただ補うだけのものでいいのだとお気づきになられると思います。商品ページでよりユーザーが触れているのは画像です。ここの改善が必要である重要な理由です。

イメージ・想起

商品ページの画像には白抜き(背景切り抜き加工)された商品画像のほかにイメージ画像やロケ撮影、ポケットやタグ、ロゴや質感などを撮影する詳細カット(訴求画像)など魅せ方の選択肢は様々ですが、中でもモデル撮影やトルソー撮影はここ1,2年で急激に増えてきました。

その理由の一つが、手触り感や着用したイメージ写真をユーザーが求めていることにあります。もっと深掘るとすべてのECサイト、ネットショップを回ってみる時間がないことにあります。認知的不協和を生まないために、モデルが着用しているイメージ画像が多くあったり、その中でも質感がしっかりわかるページを重要視します。

実際に店頭に行って見たときに得られる情報を得られて、自分のイメージとイメージ画像が相違なければ購入する。商品撮影をするにあたってその部分が欠けていると懸念事項が拭えないため、購入に至らない可能性が高いです。

商品画像1枚当たりの情報量が多いのは、ただ平置きで撮影された写真ではなく、モデルの着用画像の方が短い時間多くの情報を得られるからニーズに応える企業が多くなっている背景があります。

着用の商品画像は街で同じような服装を着た人に出会ったときに簡単に想起できるため、購買意欲向上にも役立ちます。

比較のしやすさ

ECサイト上でテキストではしにくい比較検討も画像を多く利用するメリットととして挙げられます。ZOZOTOWNやヤフーショッピング、楽天市場などは画像一覧で探すことも多く、そのページでは情報力が勝負のカギを握ります。

色やフォルム、見易さなど様々なことをメインの商品画像から読み取って商品ページに入るかを決める。その画像に一貫性がなかったり、見栄えが異なるとユーザー側は考えることが多くなり、判断疲れを起こす原因にもなるため、比較のしやすいように商品画像のルールを整えていきましょう。

商品画像は売上を左右する

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掲載枚数

商品画像が重要だと理解することが一歩目でも挙げている通り、ECサイトにおいては、出品点数・画像掲載枚数=情報力となるため、購買意欲向上および商品を購入するための情報を満たす役割があるため、非常に重要な要素です。

実際に弊社のお客様からも画像が増えたことによって、50%~100%売上がアップしたという嬉しいお声も上がっています。もちろん必ず売上がアップする保証はないですが、売上アップの根拠とデータはありますので、画像の掲載枚数や商品出品点数は増やすのがベターでしょう。

ただ増やせばいいということではなく、バリエーションを増やして情報力をアップさせ、商品ページを魅力的に変えていくことをおすすめします。

クオリティー

ECサイトやWEBサイトを軸にされている企業様には当然だと言われる方が多い中、クオリティーに無頓着な企業も多くいることは確かです。商品撮影のクオリティーが落ちれば、魅力も感じにくくなるため、ある一定のクオリティー以上には挙げておく必要があります。しかし、写真のクオリティーをあげれば売れるのかという問いには「ノー」という答えになります。

ついクリックしたくなる画像の特徴とは?スナップマート代表・岡洋介インタビュー
こちらは少し話がズレますが、我々が考える商品を売れるためにしてほしいことはこの記事のようなことを考えることです。ある程度のクオリティーで撮影自体は終わらせて、どのような打ち出し方をすればより売れるようになるのか。ここに時間を割いてほしい。

クオリティーが落ちすぎるとそもそも売れないですが、商品のカテゴリーや相場にもよりますが、1万円以内の商品に超高クオリティーな画像は誰も求めていないことをご理解いただきたい。撮影クオリティーを下げないことも重要であり、マーケティングに必要なコンテンツのクオリティーがより重要であることも同時にご理解をいただければと思います。

バリエーション

掲載枚数のところでもお伝えした通り、商品ページにある画像はただ増やせばいいというわけではありません。

いまさら聞けない。EC担当者が使う「ささげ」業務とは?でも、触れているユニクロのコンテンツの変化ですが、5年前からの変化として画像枚数が増えていることに加えて、ユーザーの満足度を上げるコンテンツとして、360度アニメーション→GIFアニメーションに変化しており、時代とともにニーズの変化を読み取り施策を練っていることがわかります。

コンテンツのバリエーションは多様化しているニーズを満たすのに必須となっており、360度アニメーションや動画、GIFなど動くコンテンツを主体とする企業もあるくらい、ECサイトやネットショップ上で商品の雰囲気や手触り感が必要とされてきています。

少し前のようにメーカーや小売企業が見せたい場所を見せて買っていただく時代から、EC戦国時代となり、立場が完全に逆転し、ユーザー買う店舗を自由に選択できるようになった今、課題として認識せずに今まで通り進める企業とユーザーや時代のニーズを把握して、戦略を変えて素早く打っている企業とでは差ができるのは必然です。

上記をヒントに運営されているいくつかの店舗や楽天や自社サイトなどのネットショップでABテストをしていただき、ポイントを押さえて、売り上げアップにつなげていただければと思います。

クオリティとスピードを同時に向上させる唯一の方法

自動撮影システムで撮影インフラを再構築

ECサイトやWEBサイト上で必要な商品撮影、物撮り、編集、加工、保存には大幅なリソース配分が必要ですが、そのリソース配分が売上や利益拡大の妨げになっているケースは少なくありません。

ほとんどの作業を初心者で行い、プロ並みの品質、プロ以上のスピードで進めることで、従来の1/3の時間で業務を完結できればどのようなことが会社やチームに起きるでしょうか。業務負担が半分から1/3になり、軽くなった分業務を楽にこなすことができます。

業務の密度を上げて、業務負担をなくし、コスト減、売上増の利益体質に生まれ変わります。

毎月3万円~7万円ほどで2倍から~3倍の業務をこなすことができるため、売上アップ、経費削減等の費用対効果は抜群です。中小零細企業から大手企業まで様々な企業から選ばれている自動撮影システムに興味がある方はこちら

国内500社以上が使う商品撮影システム

ライティングは自由自在で設定保存もできる

技術はいらない!商品撮影と背景切り抜きを同時にやる

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今まで教育が大変とされていた、カメラの技術が会社にノウハウとして溜められるとなると業務が円滑に進めらます。

自動撮影システムでは、撮影と同時に背景処理も5秒で行うため、編集の時間も大幅に削れます

撮影した画像は、リネーム、リサイズ、形式変換、フォルダ振り分けを複数パターン一気に保存できるため、撮影、編集、加工のトータル工数と時間が1/3も夢じゃないです。

リサイズ、リネーム、出力先指定も自動で

この記事を書いた人
アライ  ユウキ
荒井 裕希
 
美容専門学校を卒業し、アパレル雑貨や携帯販売、独立して自ら開業するなどして10年。その後自動撮影システムの業界に入り、4年半(2021年7月現在)を迎える。3000を超える方と商談を行い、担当事例は100社を超える。8割がアパレルやファッション雑貨で、大手~スタートアップまで規模を問わず担当。お客様の一時期の成功ではなく、成功し続ける環境を伴走して構築することをモットーにご案内中。本質を見失わないようにロジカルに情熱を持って皆様と向き合います。

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