株式会社ダリア様の導入事例

導入事例

2023年12月8日

美容室・サロン向けの美容化粧品販売ほか、教育サポートや経営支援、店舗設計までトータルサポートされている総合美容商社、株式会社ダリア様の導入事例をご紹介します。導入、運用に携わった同社の土谷様にお話を伺いました。
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では、はじめに会社紹介をお願いいたします。

株式会社ダリアは、いわゆる美容室で使用する材料、カラー剤やケープなどの取り扱いのほかに、店舗の内装関係などトータルで扱っている会社です。美容室がメインのお客様となり、西日本や関東のお店を中心に全国でお取引がございます。

基本はBtoBの業態なのでしょうか。

基本的にBtoBの業態ですが、ここ数年は直接エンドユーザー様にも販売する機会が増えています。ここは結構肝でして、美容室様に当社とWEBサイトの契約をしていただくと、フロント上は美容室が実施しているECサイトとして運営することができて、そのECサイトでお客様(美容室のユーザー様)が購入にすると弊社の物流センターから商品をお送りするというシステムでエンドユーザー様にも販売しております。

自社でECサイトを持たなくて良いかつ無在庫販売の形でECサイトができるということで、大変お喜びの声をいただいています。

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土谷さんの業務について、教えていただけますでしょうか。

私はシステム全般とメーカーさんに対して、商品発注仕入れをする、受注に関わる流通関連の業務をしています。その中で商品画像も使用するため、商品をよく知っている我々の部署で管理することになっています。

従来の撮影方法や当時起きていた問題を教えてください。

商品の画像はマスターの登録部門やECサイトの構成チームと手分けしてメーカーさんに依頼して収集しますが、商品画像を持っていない会社様もあるので、その商品に関しては画像が欠けた状態で運営していました。

先ほどお話したECサイトとは別で、以前からあるWEBオーダーシステムからの発注が会社全体の売上の大半を占めており、ECサイトとは違ってよく使用されるものをご注文いただくことがほとんどなので、『NO IMAGE』の解消を先延ばしにしていましたが、サイト自体のブランディングに支障がありますし、カタログのような意味合いで使用する場合、画像がないと商品の形もわからないので困るとの声もあり、課題としては認識していました。

ECサイトの画像とマスターデータは連動しているので、マスターデータに画像がなくECサイトにも画像が表示されないという状態が数年間続いていました。正確には把握できていなかったですが、全体の20%ぐらい(約2,000点)は画像がない状態だったかと思います。

導入後の効果について

導入後にどのような変化がありましたか。

最初はうまく進まなかった部分もあったんですが、コツをつかみ始めてからは、担当者で進められるようになりました。新商品が出たら撮影して戻すといったフローが確立でき、すぐに画像が充実してきましたね。

画像が増えたことによって商品に関する問い合わせも少なくなりました。問い合わせ対応業務が減っているので、現場としては助かっていると思います。

課題として挙げていた2,000点ぐらいの『NO IMAGE』の状態は全て解消され、メーカーから画像をもらうことも引き続き繰り返しながら、現在は障害者の方に物流業務との兼任で撮影を行ってもらっています。

では、撮影担当の方がもし辞められても、すぐに教育ができて運用に影響が出ない仕組みになったということでしょうか。

教育自体は簡単な操作マニュアルがあるので、それこそ1日、2日レギュレーションに沿って作業ができれば、一人で進めていけるような状態になってくれています。商品の特長などがわかるような状態で、綺麗な画像を撮るというところは少々経験が必要ですが、撮影業務の引き継ぎや教育においての不安はあまりないです。

一日の撮影時間や点数はどれくらいでしょうか。

1日だいたい3~4時間ぐらいの撮影時間で40~50点、1商品あたり2~3カットです。商品画像がなかった2000点ぐらいの商品を一気に撮るぞと進めていた時期でそのぐらいでした。現在は新しい商品が入ってきたタイミングで撮影しており、そこまでベタ付きで人を配置しなくても撮影が行えるので、うまく運用できていると思います。

現在は課題が解消されているとのことでしたので、撮影頻度は下がっていらっしゃいますか。

そうですね。新しい商品が入ってきたタイミングで撮影しています。ベタ付きで人を配置するようなことではなく、このスピード感で撮っていただいています。そんなに時間も割かなくていいので、うまく運用できていると思います。

撮影システムの活用方法を教えてください。

美容業界ならではで、独特なのかもしれませんが、成分表示を(画像から)読み取れるように撮影をしています。小さい文字なのですが、画像を引き伸ばした時にちゃんと見えるように、解像度を結構高めでアップロードしています。 (土谷様へ 実際の商品画像とサイトURLをご提供お願いいたします。) 画像の活用先はWeb(ECサイト)が基本になりますので、紙媒体には使っていません。始めた当初は(画像を活用する部門に)撮り直ししてほしいと言われていましたが、一定のクオリティーがあれば(編集などはせずに)掲載する流れです。サイトのデザインは最低限維持するためにも、背景処理(AutoMask機能)は基本的には使っています。

土谷さんから見た自動撮影システムの魅力を教えてください。

短時間の教育で撮影が進められるところがいいです。それと、基本的な物撮りに必要なライティングが全部入っている点。カメラのことがわからなくても撮影できて、周りの環境に左右されないといった点も魅力です。

最後に、自動撮影システムを使って今後やっていきたいことなどあれば、教えてください。

デジタルアプローチは当然いろんな媒体でやっているものがありますので、メーカーの宣材写真以外に弊社が欲しい画像やサイト見ていただいたユーザー情報を分析して、商品画像で解決できることを行っていきたいです。

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