EC撮影で失敗しないコツ!外注の場合と内製化の場合で注目すべき点は違う!?

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2023年2月24日

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EC撮影を失敗しないためのポイント

1秒で何の商品かわかる仕上がりか

情報洪水の時代のいま、○○パフォーマンスと言われて時間に追われている現代人は、ニュースは流し読み、ECサイトの商品ページもまずは画像で判断することが多い傾向にあります。

その場合、1秒以内に画像を見て瞬時にどんなものかを判断して、次々に商品を見ていくことを想定しなければ、スクロールを止めてもらうことはできません。

わかりやすく、どんな商品化をアピールできる商品写真を撮影していきましょう。

商品の魅力が出ているか

アパレル、雑貨、シューズ、工具、時計、ジュエリーなどどんな商品も大枠は10年前と変わっていません。

人間が大きな進化を遂げない限り、クラウドファンディングサイトで販売しているような一部の革新的な商品以外は様変わりしないでしょう。

逆に捉えると、ユーザーはどんな商品がどんな形かはある程度想像できるわけなので、その商品を買う価値があるものなのか、商品画像で魅力を伝えていく必要があります

写真からどんな印象を持ってもらいたいか

商品写真には、無意識に印象を変えられる力があります。

一番わかりやすく想像できるのは、シャネルやクリスチャンディオールなどの商品写真やCM、動画を思い浮かべてください。

・背景は暗めの色にグラデーションがかかっていて、ポツンと商品がある

・ハリウッドスターが非日常的な場所で、商品を片手にポーズをとっている

上記のようなラグジュアリー感のある映像や写真を思い浮かべたのではないでしょうか。

これが印象をコントロールするということです。

どんな印象にしたいかでどのように撮影すればいいかはある程度答えが出ていますので、どのようにイメージをコントロールしていくかは事前に決めておくことをおすすめします。


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EC撮影の重要度

ECサイトの顔

ECサイトにおいて、商品画像は顔とも言えます。

下記のECサイトのように、TOPページから商品画像が数枚単位で表示されるのが、一般的です。

引用サイト:Pinostudio

 

商品画像がしっかり撮影できていないといい印象は与えられません。

わかりやすく言うと「寝ぐせがついたままデートに行く」ことと同じ意味合いになるでしょう。

せっかく顔はキレイに整えたのに、肝心の髪の毛がぼさぼさでは、台無しになってしまいます。

しっかり整えてキレイに見せると売上にも影響することはデータも取れています。

 

購入判断に対する商品画像の影響力

① コスメ利用者が商品ページを重視する情報は?

 

(出所:ECのミカタ ECの利用に関する調査)

どの世代も商品写真(商品画像)に対する重要度が高いことがわかります。

②過去6か月間、ECサイトで以下の経験したことがあるか(複数回答可)

 

 

出所:EC利用者に調査(ネットショップ担当者フォーラム)

こちらについても商品画像は、購買判断をする上で最重要項目の一つであると考えられていることがわかります。

③ サイトデザインの影響度

海外のメディアのデータですが、多くの人がサイトの見た目を気にしていることがわかります。

 

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出展:BargainFox

93%の消費者が、見た目の美しさを購入するかどうかの重要な決め手と考えている

52%の買い物客が、全体の美観を嫌ってサイトを放棄し、戻ってこない。

42%のユーザーが、サイトのデザインだけで、そのサイトに対するすべての評価を決定している。

 

④ 動画コンテンツは必要か

画像以外にもリッチコンテンツと言われている動画や360度ビューはどのような影響を与えているかは、下記の通りです。

 

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出展:BargainFox

96%の消費者が、オンラインショッピングで購入の意思決定をする際、ビデオが役に立つと回答しています。

73%の消費者は、製品やサービスを事前に説明するビデオを見ることができれば、購入する可能性が高い。

58%の顧客が、ビデオを制作している企業はより信頼できると考えている。

EC撮影を外注する際に気を付ける9つのポイント

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EC撮影を外注する際には、色々と気をつけなければいけません。

特に気を付けてほしいことを9つ挙げましたので、参考にしてみてください。

商品のサイズ

商品サイズは、商材のカテゴリーによっては、非常に重要な項目になります。

どんな商品を扱っていて、どんなサイズ感のものがあるかを明確に伝えましょう。

商品ボリュームがあるゾーンは外注して、ボリュームが少ないものは自社でやるといったハイブリッドでの撮影も考えていけるので、撮影業者が得意な部分や実績に応じて考えていきたいところです。

商品の素材

商品画像が6,7枚が普通の時代で、10枚や20枚掲載しているサイトも多く見かけます。その中でも、素材感がわからないと購入したくないという声は多いです。

扱っている素材の特徴の有無に関わらず、シーズンごとにどのような素材感があって、このように撮影してほしいというのは事前に伝えておくといいでしょう。

商品の特長

商品の特長は、ユーザーにとって商品、ECサイト、ブランドの差別化を図るための重要な判断材料になります。

商品の特長を指示書で指定しながら撮影してもらうことが可能か、自社と似た企業でその実績などはあるかなどは確認しておきましょう。

撮影枚数(カット数)

商品の概要と詳細を伝えるのに、必要な希望枚数を伝えた上で、他社事例も含めて、どれくらいあるの方が一般的なのか、売れやすいかなどはプロカメラマンに相談してみるといいでしょう。

ブランドコンセプト

ブランドコンセプトがあやふやだと、「どのような印象を与える商品画像に仕上げればよいか」という非常に重要な部分が曖昧になるため、細かい認識のズレが起きてしまいます。

ゴールが明確になっている商品画像とゴールが明確になっていない商品画像では、受ける印象が異なってくる商品が出て来ますので、気を付けて進めていただきたい項目です。

撮影実績

撮影代行業者は、ほとんどの場合、得意ジャンルがあります。

一例として、アパレルを多くやっている企業は、オフィス製品や家電の実績が少なく、前後が逆で商品写真が上がってきたことや魅力を最大限引き出せていなかったというケースを聞きました。

自社のジャンルの実績が少ないとコミュニケーションコストが多く発生するため、事前にしっかり確認しておくことをおすすめします。

 

商品画像の用途

商品画像の用途ははっきりわかりやすく伝えましょう。

ECサイト、WEBサイト、POP、チラシ、カタログ、資料など用途によって必要な形式や画像のサイズなどが変わります

ここがクリアになっていないと社内に画像が到着してから無駄な作業が生じるため、どこまでやってもらうと楽なのか、費用対効果を分析しながら外注する範囲を判断していきましょう。

予算

予算の有無は背伸びせずに伝えていきましょう。

予算内で出来ることを聞いて、アドバイスを求めていただくのも良いと思います。

希望納期(締め切り日)

希望納期は最初か早い段階で伝えましょう。

撮影代行業者も他の仕事と掛け持ちしながら優先順位をつけて撮影していますので、そもそも希望納期には間に合わないケースも多々あると思います。

納期までの期間が短ければ短いほど価格は高くなりますので、できる限り早めに相談しましょう。

EC撮影を自社運用する際のポイント

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撮影方法・設定のマニュアル化

自社で運用する際に、最初に枠組みを決めていただくことをおすすめしています。

どのカットが必要で、どの部分を撮影するかをカテゴリーごとに決めて、指示書やマニュアルのような形で、残しておくと人が入れ替わっても最低限の教育で進めることができます。

ほとんどの企業はマニュアル化せずに、一個人に頼り切っているので、その方が退社されたり病気やけがでいなくなった場合、機会損失という形で、大きな痛手を喰います。

そうならないように日ごろからノウハウは言語化し、マニュアルに落とし込んでおくことをおすすめします。

マーケティング部門との連携

マーケティング部門は売上に関わる情報を多く持ち合わせている部門なので、ユーザーの動きからどういった施策を打つべきか、売った結果どうだったかを把握しているので、その一端には商品画像や画像素材が必要な場合も多々あります。

撮影チームとマーケティングの情報を掛け合わせることで、施策を打つスピードやクオリティが良い方向に進められますので、密に連携をとってユーザーが求めている情報をすぐに出せる環境にしていきましょう

商品写真の用途

商品写真の用途から逆算して撮影しなければ、画像編集・加工の時点で大きな時間ロスを生むことになります。

通常カメラマンは画像の使い道を考えた上で撮影して、編集や加工をしますので、どんな風に撮影すれば加工しやすいかを想像してシャッターを切ります。

用途があやふやな状態だとどんなことにも対応できる写真に仕上げることしかできないため、ユーザーに刺さる画を追求することができなくなり、クオリティが落ちていきますので、注意が必要です。

ライティング(照明)

ライティングは、商品写真をより良く見せるためにはこだわらないといけない必須項目です。

ライティングを疎かにするのは非常に簡単ですが、簡易的かつこだわりをなくすだけ発揮できるクオリティレベルは下がっていきます。

銀一などカメラ関連の専門店でライティングは勉強かつ必要な道具は揃えていくことを強くおすすめします。

 

余白のバランス

余白のバランスは、どのような素材として商品画像を使うのかにもよりますが、余白のバランスが悪いと商品の位置がズレるため、見ている側に違和感が生じてしまいますので、適切なバランスで撮影するようにしましょう。

また、余白が狭いと汎用性がなくなる場合も多々ありますので、注意が必要です。

撮影順序

撮影の順序をあまり気にしていない現場が多くありますが、撮影順序は効率に大きく関わってきます。

撮影する距離は、カメラと被写体の大きさでおおよそ決まりますので、同じ大きさのものを撮影する場合、撮影範囲が限定的であるため、移動範囲が少なくなり効率的に業務を進められます

大きい順もしくは小さい順に撮影していくと、移動距離や考えることが少なくなるため、疲れも比例して少なくなりますので、良いでしょう。

より商品を魅力的に見せるプロのEC撮影アイディア

素材感を鮮明に

スマホやモニターの品質が上がっているため、コンテンツがキレイに見えるような現代に素材感もわからない商品写真を掲載していると数秒で離脱してしまいます。

商品の差別化を図るためにズームアップの画像(訴求画像)は必須ですので、素材感がわかるようにアングルやライティングを変更して商品撮影をしてください。

太陽光下でiPhoneで撮影するだけでも素材感は鮮明に写せますので、それと同様の明るさカメラ性能を用意すれば屋内でも再現可能です。

 

使用イメージをわかりやすく見せる

商品の着用イメージ、使用イメージ、置いたときのイメージは商品ページにあると購買意欲向上に繋がります。

撮影スタジオで撮影するだけでなく、部屋やロケで撮影して、実際の生活空間で使われているイメージがあると購入後のイメージを嫌でも想像しますので、買いやすくなるでしょう。

背景にこだわる

引用:ピノスタジオ公式サイト

 

背景は、商品の印象をガラッと変えてしまう重要な要素です。

いまだに、「多くの企業が商品撮影時の背景をどうするか」という問題に悩んでいます。

画像加工を考えていないまたは背景処理ができない場合、「Pinostudio」のような国産の高品質な背景布が1万円程で購入できますので、検討されてみてください。

 

ライティングにこだわる

先述した通り、ライティングは印象を大きく変えます。

同じ商品、同じ背景、同じ撮影環境ですが、照明を少し変えるだけで、商品の印象が大きく変わるのがわかります。

このようにライティングによる影響と印象を少し勉強するだけでも魅力的な商品を撮影出来るかどうかは変わってきます。

 

アングルにこだわる

撮影するアングルも、ライティングと同様に印象を変えられる要素です。

一例として、正面から下から見上げるように撮影すると高貴な印象を与えられます。

商品の特徴は画像内テキストで

商品画像だけで、魅力や詳細が語れない場合は、商品画像内にテキストを入れて、補足することで、商品の説明欄を見てもらわなくても商品の特長を伝えることができます。

比較をしている人であれば、商品説明まで見てくれますが、商品ページを流して見ているような人に商品ページに滞在する時間を増やしてもらうには画像データにに重要情報を掲載するのが得策です。

動画や360度ビュー等のリッチコンテンツで訴求

昨今、当たり前のように見るようになった商品ページ内の動画や360度ビューは、ECサイトでの売上拡大に寄与することは、独自データとして取れています。

ECモールの流れも近いデータが出ていると確信しています。

わかりやすい例として、自社のユーザー分析を徹底的に行っていると噂のAmazonが360度ビューを徐々に拡大している点です。

Amazonは日本でいち早く「白背景」を必須項目にしたECモールで、白背景も販売データからの分析からの答えとのことなので、根拠もなく360度ビューアニメーションを普及させていないのではないかと思います。

※現状はテスト段階なのかもしれませんが、少なくとも2年程前から見かけているので、それなりに効果は出ていると推測できます。

 

またユニクロもオンラインストアのトップに動画を持ってきているので、効果は高いと見て間違いないかと思います。

EC撮影は社内で無駄なくできる

EC撮影は社内で進めることで時間やコンテンツの作成、画像の流用性において、大きなメリットが受けられます。

社内でEC撮影を成功させている企業の特徴を3つ挙げます。

1、社内に商品撮影の環境が作れる

2、マーケティングなどの施策をできるだけ早く回したい

3、マーケティングと撮影現場の連携がスムーズな環境

上記のいずれかを満たしている場合、社内でのEC用の撮影をすることでメリットを得ることが期待できます。

社内に商品撮影の環境が作れる

まずは、社内に撮影環境が整えられるかという基本的なところからです。

先述してきた通り、環境が悪いとクオリティも比例して悪くなります。カメラ、背景、照明(光)の掛け算で商品画像は作られますので、環境を整えられるかどうかは非常に大事な点です。

家も土台(基礎)がしっかりしていないと頑丈な家は立ちません。土台が

施策をできるだけ早く回したい

施策のPDCAを他社より早く回したい場合、マーケティングとの連動が必須です。また、正確な効果を図るためにも施策のクオリティにはこだわらなければいけません。

改善の余地のあるクオリティですと変数が増えてしまって、本当の効果が図れない場合があるため、コンテンツに妥協をせずにやるためには社内で素早く、良いクオリティのものを出していくのがおすすめです。

マーケティングと撮影現場の連携がスムーズな環境

商品撮影は、逆算で作っていくのが基本です。

・どんな印象を持ってもらいたいか

・どんな効果を生み出したいか

・どんな行動をしてもらいたいか

ユーザーに対しての効果から逆算して、そのために必要な商品画像、カット割りを決めていかなければ、無駄なカットが増えてしまいます。

無駄なカットを生まないためにはユーザーの行動を分析しているマーケティングチームとの連動が最も効果的です。

倉庫に商品撮影環境が構築できる

商品や在庫が集中できる場所にスタジオを設けられるとコスト面や生産性の面で、大きなメリットが生まれます。

在庫やサンプルの移動が簡単になるだけでなく、コンテンツの素材に関わる部分を集約することで、主流になりつつある物流+撮影ノウハウも社内で構築できます。

また、会社の成長度合いに合わせて、それら全てを自社で行うことも可能になりますし、全て外注に任せることも可能になります。

 

自社の商品撮影の最適化

EC部署が多く使っている自動撮影システム。人材の入れ替わりが激しい小売業で評判が高く、素早く、安定した画像供給ができる環境を作ります。”あの人しか” できないを「誰でもできる」へ

自動撮影システムという選択肢

ライティングは自由自在で設定保存もできる

自動撮影システムは、上記の照明の調整とカメラの設定をセットでソフト内にテンプレートとしていくつでも自由に溜め込めます。シューズを撮影するときは「A」というテンプレート、ウェアを撮るときは「B」、アクセサリーを撮るときは「C」のように、商材や色などによってテンプレートを保存しておけば、誰がやっても同じ環境で撮影ができるため、プロもアルバイトも同じクオリティで商品撮影ができるようになるんです

今まで教育が大変とされていた、カメラの技術が会社にノウハウとして溜められるとなると業務が円滑に進められると思いませんか
さらに、自動撮影システムでは、撮影と同時に背景処理も5秒で行うため、編集の時間も大幅に削れます。さらに、さらに!撮影した画像は、リネーム、リサイズ、形式変換、フォルダ振り分けを複数パターン一気に保存できるため、撮影、編集、加工のトータル工数と時間が1/3も夢じゃないです。

社内で商品撮影するなら自動撮影システムがおすすめ

自動撮影システムのできること

アセット 51

商品画像のクオリティが均一になる

市販の定常光ライトより高出力でプロ品質を簡単に実現します。

さらに、カメラと機材の照明は設定の保存ができるため、扱う人を選びません。

商品撮影と同時に白抜き

 

遠隔操作で1クリック5秒で撮影と同時に背景処理まで行います。

高性能な照明で画質アップ

Ortery 3D PhotoBench 280 - Product Photography Solution with transparent, bottom lit 360 turntable

産業用の機械として作られているため、市販品より高性能かつ使いやすさを重視した設計になっています。

顧客のニーズを満たすために確かな性能を備えて、誰もが生産性向上を図れるシステムです。

リッチコンテンツが自社で作れる

下記のようなリッチコンテンツと呼ばれる動くコンテンツがノウハウなしで自社で簡単に作成できるようになります。

このようなコンテンツが簡単に即日アップロードできるようになるとしたらあなたは何を訴求しますか?

 

360度回転画像

スワイプ/ドラッグで画像を回転できます

動画

 


商品撮影もアップデートしませんか?

自動撮影システムなら、人材の入れ替わりに強く、安定したコンテンツ供給ができる環境を提供します。”あの人しか”できないを「誰でもできる」へ
この記事を書いた人
アライ  ユウキ
荒井 裕希
 
アパレル雑貨や携帯販売、食品の販売などBtoCで10年。その後自動撮影システムの営業に就き、3000を超える方と商談を行い、担当事例は100社を超える。8割がアパレルや雑貨関連の企業で、大手~スタートアップまで企業規模を問わず担当

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