スマホ撮影のコツ!プロ品質を再現するテクニックで商品画像が生まれ変わる
スマホでの撮影ではなく、物撮りをうまく行うために抑えたい基本知識は下記の記事に掲載しております。ぜひこちらも併せてご覧ください。
そもそもスマホで物撮りは可能なの?
よく聞くのが「スマホで物撮りは問題ないのか」ということ。
答えは「可能ではあるが、表現力に限りが出るため、おすすめはできません。」
スマホの時カメラ機能は、
- 誰でも
- きれいに
- 簡単に撮れる
これがコンセプトなので、玄人向けの機能は制限がされています。その機能が重要なのですが、ほとんどの方はわかっていません。
商用に使うなら、表現力を最大化して商品の良さがよくわかる魅力的な写真を撮影することに専念する方が売上に繋がります。
しかし、予算や場所、時間の関係上でスマホを使った物撮りを行う場面が出る人に是非、失敗しないための極意をお伝えします。
商品撮影をスマホでもプロ並みにするための8つのコツ
1:光の当て方
スマホ撮影に限ったことではなく、商品撮影に際して総じて言えることはこのライティングが命であるということです。ライティングが良くないと商品の魅力を最大限引き出せずに撮影がされてしますため、売上や印象に大きな影響を与えます。
こちらの記事で成功例と失敗例や印象の変化について解説しております。
2:自然光を利用する
カメラ?ライティング?最適な撮り方?こんな方におすすめな撮り方が自然光です。自然光は色味を見るときに色味が実際の色と合っているかどうかを図る際にも基準として使用されているくらい、プロも活用するほどクオリティが高く撮影できます。
その理由は大きく2つあります。
①光の強さが抜群にいいコト
②光の強さを利用して自然なコントラストが立体感と影を作るコト
これらの理由から自然光は非常にいい撮影ツール、テクニックとして利用されています。
3:スマホ撮影用のスタンド(三脚)を使って再現性を高める
スマホ撮影において、ずっと手持ちというもの撮影のクオリティのブレに関わってきますので、2千円~5千円ほどでスマホ用の三脚をご用意いただくのをおすすめします。
4:撮影時のアングルを複数個所試し撮りする
スマホでの撮影でよく見過ごしがちなのが、撮影アングルです。カメラの高さ(被写体からカメラまで高さを持たせるか)、カメラのアングル(カメラをどれくらい傾けるか)、カメラの位置(正面なのか何度、何㎝横にズレるか)、この三つによってカメラのアングルが決まります。
同じ商品を撮影するのでも、真正面から被写体と同じ位置から撮るのと、少し横にズレて30㎝上からカメラを被写体に向けて撮るのでは全く印象が変わります。
印象をカメラ越しに読み取るためには、様々に位置に移動することです。撮影をしてみると光の反射やコントラストが変わるため、印象も大きく変わってきます。
5:背景にこだわる
スマホ撮影で軽視しがちなのが、撮影背景です。Pinostudioのような場所を選ばずして、こだわりの背景を作ることができるツールもあるので、ぜひご覧になってみてください。
スマホ撮影のテクニックやノウハウばかりに目をやってばかりで、足元固めていない写真をよく見かけますが、照明に次いで背景は軽視されがちです。
ECサイトで背景色が統一されていないのをよく見かけますが、ブランドイメージが確立されているのに、ECサイト上のコンテンツがそれを体現できていないと「何かが違う…」と無意識に違和感を覚えます。
商品カテゴリーのボリュームゾーンの価格帯より高い企業は特にこの点は気をつけなければいけないのですが、セレクトショップ関連のECサイトは統一感があるサイトの方が少ないのは確かです。
それはすべて背景にこだわっていないからです。
6:ポートレートモードで撮影する
スマホ撮影で重要な項目として、撮影モードがあります。その筆頭に上がるのは技術革新においてレンズが複数あるコトで実現できるようになったポートレートモードです。
人物や被写体以外がボケているプロっぽい画像が考えなしに撮影できるようになります。
7:マニュアルモード(プロモード)で撮影する
最近のスマホでは、androidの方が玄人向けに作られているものも出てきており、カメラ機能についてはプロモードとしてマニュアルでカメラの設定(絞りやシャッタースピード、ISO、露出)などを変更して撮影ができるようになったため、カメラの基本知識がわかる方、スマホの撮影のテクニックやコツと一緒にマニュアル機能も使ってプロの撮り方に近づけるのも選択肢の一つとして考えるのもいいかもしれません。
こちらの記事で非常に丁寧に教えてくれています。
8:グリッド線を使う
グリッド線は優秀な機能なのにも関わらず、意外と使っている人が少ない機能です。一眼レフにはデフォルト出るようになっており、スマホにも必ずと言っていいほど付帯している機能。
グリッド機能は傾きがわかるだけでなく、中心や被写体とそれ以外の距離感など、様々なことを把握できるツールです。少し写真が傾いていたな、狙った構図とは違ったなどの経験があれば、使っていただくことをおすすめします。
スマホで撮影した後はアプリで画像編集をする
Apowersoft画像背景消しゴム-背景透過&写真消しゴム
これはスマホ版の中では商品画像の背景切り抜きツールとしてすごく優れものです。iOS、Android共に無料で試せるため、まずはこちらで試していただくのがいいかと思います。
Apowersoftは画面キャプチャーや動画編集ツールなど、クリエイティブなツールを多数開発しているので、そのクオリティは秀逸です。
対応OS: iOSおよびAndroid
価格:無料(有料でロゴなし。1枚約10円)
Adobe Lightroom
商品撮影や写真加工において、もっと有名な編集ソフトの一つはこの「Adobe Lightroom」です。クリエイティブに精通されている方はAdobe製品のいずれかを使っていることがほとんどかと思いますが、長年プロに愛されている画像編集ソフトです。
対応OS: iOSおよびAndroid
価格:無料
Adobe Photoshop Express
商品撮影や写真加工において、もっと有名な編集ソフトの一つ「Adobe Lightroom」に並んで多く愛されている「Photoshop」。より細かい設定や機能があるPhotoshopも長年プロに愛されている画像編集、加工ソフトです。
対応OS: iOSおよびAndroid
価格:無料
Snapseed
Googleが提供している画像編集ソフト。有料級の高機能が無料で使用できるため、非常におすすめです。会社もわからないような画像編集アプリを使うよりもよっぽど使い勝手も機能もいいです。
対応OS: iOSおよびAndroid
価格:無料
少しずつカメラの基本知識を増やしていく
絞り
被写界深度(ピントの合う範囲)を決める機能です。数値を変更するとピントの合う範囲が変わるのと同時に明るさも同時に変更されるため、明るさ調整にも使われます。
シャッタースピード
商品撮影時にはあまりその効果を最大限使うことはないですが、動きがあるものを撮影する際に調整して使います。こちらも数値を変更すると明るさが同時に変わっていく仕様です。
ISO感度
夜景や暗いところでの撮影時に主に効果を発揮するISO感度。暗いところでも明るい写真を撮れるようにする機能ですごく便利な機能である反面、その副作用が強く出る機能です。数値を上げると写真の明るさを強制的に明るくできるのですが、その代償としてノイズ(ザラザラ感)が前面に出てくるため、上げすぎには注意が必要。
構図やよく使われているカット
国内500社以上が使う物撮りシステム
ライティングは自由自在で設定保存もできる
技術はいらない!商品撮影と背景切り抜きを同時にやる
今まで教育が大変とされていた、カメラの技術が会社にノウハウとして溜められるとなると業務が円滑に進めらます。
自動撮影システムでは、撮影と同時に背景処理も5秒で行うため、編集の時間も大幅に削れます。
撮影した画像は、リネーム、リサイズ、形式変換、フォルダ振り分けを複数パターン一気に保存できるため、撮影、編集、加工のトータル工数と時間が1/3も夢じゃないです。