2022年3月8日
2022年6月16日
引用:canon
F値とは、絞りともいわれていおり、カメラレンズに「F1.8-F4.0」のように表記されている値のことを指します。
写真のような金属板の羽根と呼ばれるものが穴を大きくしたり、小さくすることで写真の写り方が大きく変わってきます。
絞りを変更すると明るさが変わります。まずは、単純にここだけ覚えればOKです。カメラが好きな人やカメラマンの方は話を複雑にしがちですが、上記の図のような作用が働くことをまず念頭に置くことが基本の「き」になります。
逆を言うと上のものだけ覚えておけば、必ずステップアップできます。
2つ目は背景のボケ方が大きく変わります。厳密にいうと、背景ではなくピントの合っている周辺のボケ方が変わってきます。
絞りを開放(数値を小さくする)と、背景ボケが強く出ます。
絞りを絞る(数値を大きくする)と、背景のボケが弱くなります。
それだけ覚えて次のセクションも併せて覚えていきましょう。
②の「背景のボケ方」で伝えたかったことは要するにピントの合う範囲が狭くなると周辺はボケるということです。
絞りを開放(数値を小さくする)と、ピントの合う範囲が狭くなるため、背景ボケを有効に使える。
絞りを絞る(数値を大きくする)と、ピントの合う範囲が広くなるため、背景のボケを入れたくない時に使う。
絞りのみを自分でコントロールし、それ以外をカメラ側に任せるという設定です。絞り優先のオートモードは半分マニュアルなので、初心者向けのモードです。
しかし、任意の明るさにするには露出なども関わってきますので、扱いには少しだけ経験が必要です。
引用:Nikon
焦点距離とは、レンズに書いてある18-55mmのような、レンズから撮像素子までの距離のことを指します。
焦点距離が短い=数字が小さい(18mmなど)と画角が広くなります。
焦点距離が短い=数字が小さい(18mmなど)と画角が広くなります。
引用:Nikon
焦点距離が短い=数字が小さい(18mmなど)と画角が狭くなります。
引用:Nikon
レンズの明るさ、明るさの調整幅が大きくなるかちいさくなるかは、先述した焦点距離とレンズの口径で決まります。単純に焦点距離で同じである場合、大きいレンズ口径であればあるほど明るいレンズと呼ばれています。
SNSや商品のイメージ画像はだいたいこのように背景ボケを利用しています。F値を活用することは必須スキルと言えるでしょう。
小さい被写体を撮影する際は、マクロレンズ(ズームができない接写用レンズ)を使用するのですが、被写体の半分からボケ始めていてプレミア感のある写真を演出できます。
日常の一幕もF値を操れるかで雰囲気が変わりますよね。スマホのポートレートモードは自然なボケにはならないので、このような画像も一眼レフならではの写真です。
人のみにフォーカスが行くようにピントの合う範囲(被写界深度)が狭くなっていて、手前の花がボケているのがプロっぽくていいですよね。
引用:ゆるカメライフ
手持ちで夜景を撮影する際に参考にしたいのがこの画像。F値/絞りを一番小さい値にすることで、入ってくる光量を調整して、ノイズをあまり入らないようにされている画像です。
他の記事にある、数値の増え方や原理、カメラの構造などは、一切無視して大丈夫です。最初は覚えても何の役にも立ちません。
それどころかカメラが嫌になると思います。それを覚える余裕があるなら1枚でも多く、F値/絞りやシャッタスピードの変更をするとどんな写真になるかを体験する方が何倍も成長は早くなります。
カメラの細かい原理や原則、構造などは、ISO感度とシャッタースピード、絞りをしっかり使えるようになってから覚えたければ覚える程度でいいです。
デイリーユースで、日常をおしゃれに撮影する、子供を撮影する、商品撮影をする、旅行で風景の写真を撮る程度でF値やシャッタースピードの原理やカメラの構造を細かく覚えている人はいないと思います。
細かいことは気にせずにまずはひたすら数値を変えて撮影して、この数値だとどんな写真になるのかと経験を積み重ねていってください。
上記の作例のように左(F値/絞り:1.8)と右(F値/絞り:22)で大きく雰囲気が違うのがわかると思います。
このセクションで覚えてほしいのは、F値/絞りが変わるとここまで背景に影響が出るということ。
カメラのモードは「P」などのオートで明るさなどを設定してくれるモードで撮影するのが、多いと思いますが、それでは、思った写真は撮れません…。今回は「M」のマニュアルモードで一緒に取っていきましょう!
次は、説明書を見ながらF値をできる限り下げていきましょう!一番数値の小さいところまで下げられたら、次のステップに入ります。
F値/絞りの変更で明るさが変わりますが、ISO感度とシャッタスピードも写真の明るさを変えられます。そのため、F値/絞りを変更する際は、ISO感度やシャッタースピードも変更することを忘れないでください。
F値/絞りの数値を極限まで小さくすると明るすぎる場合がありますので、ISOの数値を下げるか、シャッタスピード(例 1/125秒→1/250秒)早くしてください。
手持ちの場合は、手ブレを防止するために1/125秒から遅くしない(数値を下げない)ようにしてください。F値/絞りを変更した時点で、1/125秒より早い方は、ISO感度の数値を下げる。1/125秒より遅い方はまずはシャッタスピードを速くしてください。
まだ暗い場合は、ISO800程まで上げてみて、明るすぎれば数値を下げる。暗ければ少し数値を上げるといったように設定してみてください。
テーブルの近くにいきコップから5,60㎝程離れた位置からシャッターを半押しして、コップの手間側にピント合わせていきます。
※注意
コップの奥の背景をボカしたいので、コップの先はできるだけ広い方がいいため、コップと構える位置を動かして、背景をしっかり映り込ませてください。
シャッターを切って、画像を見てみましょう。先述したISO感度とシャッタースピードを調整して適切な明るさにすると今まで自動では何となくしか撮影できなかったボケを意図的に演出できたのではないでしょうか。
おめでとうございます!この調子で他の被写体も撮影してみてくださいね。
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