2分割構図は、性質の異なる被写体や形式を2分割して撮影する方法です。水平線や平行を意識して撮影するときれいに写せます。海と島、山と森、砂浜と海、道とビルのような組み合わせが一般的です。
写真を3分割し、この交点に被写体を置くことでバランスの取れた写真になる基本の構図です。
引用:FOTORIA
3分割法の分割割合を4分割に多くした写真の構図です。
フィボナッチ数列の比率「1:1.618」を用いて、長方形に対して、1:1.618の割合で、正方形を置いていき、弧を描くことでできた螺旋の構図。別名フィボナッチ螺旋とも言う。
葛飾北斎の有名な絵にも、フィボナッチが合致することは有名な話です。この波の曲線はフィボナッチのカーブと一致しているため、他の要素も相まって、自然と引き込まれていたのかもしれません。
モナリザもフィボナッチ数列に当てはめるとピッタリハマると言われています。意図的なのか偶然なのかはわかりませんが、なんだかしっくりくる絵には無意識に人独自の気持ちよさを感じさせてくれていたのが、愛されている一つの要因になっているのかもしれません。
またモナリザや葛飾北斎だけでなく、デザインや芸術作品にはフィボナッチが多く使われていることも知っておきたい事実です。カメラアプリなどでフィボナッチがデフォルトで出せるものもあるので、気になった作品や絵やデザインなどはデジタル上ではめてみて、フィボナッチを使っているのか見てみてください。
結果として、この黄金分割構図は、3分割構図がいいよね!を表している構図です。黄金分割構図=三分割構図と覚えていただいて問題ありません。
鉄道写真家の中井精也さんが提唱されている構図です。縦または横に4分割して線を引き、対角線を2本入れます。その交点である4点のどこかに被写体を置くといい写真になるというものです。
比率によって点の位置が少し変わりますが、4分割構図の点とほぼ同位置になっています。
ファイ・グリッド構図は、1:0.618:1のフィボナッチ数列の割合作られたグリッドの交点(赤い点)に被写体や主体を置くことできれいに見える構図です。フィボナッチの応用です。
左右もしくは上下でシンメトリー(左右対称)になっている構図です。
トンネル構図は一目瞭然で、トンネルから景色を見るような写真の構図です。あらゆるものをトンネルのように見立てて撮影することで、人間が視覚では味わえない幻想的な雰囲気の写真に変わります。
主に比較対象を並べることで、主体を目立って見せる構図を対比構図と言います。
対角線に沿って主体や被写体や景色を置くことで、キレイに見せる写真の構図です。
フレームや額縁の中に目立たたい被写体や主体を入れて撮影することで、意図的に枠内に目を向けるようにする写真の構図です。
写真に三角形をはめ込んで、奥から手前に向かって写真全体や主体、被写体が広がる撮影する構図です。
アルファベット構図は、「C字構図」や「S字構図」などのアルファベットを形、ラインが入った写真の構図のことです。
サンドイッチ構図は、上下(天井や床)もしくは左右(壁など)に挟まれた構図のことを指します。抜けた空間に目が行くため、モデルやその先の景色を目立たせながらも雰囲気を残せる写真に仕上がります。
日の丸構図は、文字通り日の丸の場所に被写体や対象物を持ってくることで、写真が映える構図です。
消失点構図(放射線構図)は、写真の奥側から手前側に向かって、放射線上に被写体が広がっていく構図です。代表的な作例は、上記の電車/列車や後述する鳥居の写真です。