Amazonの商品画像の作成方法とプロ視点で見る注意点
白抜きの苦労はこれで解決!
メイン画像について
商品ページのTOPにある画像のことで、検索時に出てくる画像もメイン画像となってます。
メイン画像は必須の登録項目であるため、いくつかの規約が設けられています。
①背景は真っ白であること:RGB値(255:255:255)
②商品のみを掲載する
③画像の85%を商品が占める
④500ピクセル以上
※ズーム機能を持たせるなら1000ピクセル以上
┗推奨は1600ピクセル
⑤JPEG(.jpgまたは.jpeg)、TIFF(.tif)、PNG(.png)、GIF(.gif)のいずれかのファイル形式 ※JPEG推奨
他5項目
メイン画像は商品ページに入る前に目にするものなので、きれいかつ魅力的に見える撮影方法をする必要があります。数秒でどんな商品かがわからないとそのままスクロールされてしまうため、どのように見せた方がより見やすくて、概要を伝えられるかを工夫しましょう。
CTR(クリックスルーレート)=クリックされる確率に大きく左右するため、作らなければいけない画像という義務感ではなく、どう作ればユーザーに響くかというワクワク感を持って撮影をしていくことをおすすめします。
サブ画像とは
サブ画像とは、いわゆるサムネイル画像と言われる部分です。PCでは8枚、スマホだと6枚掲載されるため、6枚を基準に掲載をした方がいいでしょう。
また昨今はどこのモールでもメイン画像では差が付きにくいので、このサブ画像でイメージカットやディティールカット、ブランディングなどを行っています。むしろ重要なのはサブ画像で何を見せられるかが購買意欲に大きな差を生みます。
素材感、機能の独自性、使い方、サポートなど雰囲気を伝える役割を担っているので、疎かにすれば売上に跳ね返ってくるためサブ画像には注力することが売上曲線のカギを握っています
サブ画像のルール
サブ画像には特にルールがなく、背景色は何でもOK。背景画像を差し込むのもOK。テキスト挿入もOK。他社と差別化できるポイントになるため、コンテンツ作成には注力していくことをおすすめします。
サブ画像の重要性
サブ画像は、検索結果には表示されないので、商品ページに入ってきたある程度探している商品が固まっている人が見る項目です。
例えば、下記の画像のように商品撮影のための背景紙を探している人が商品ページに入ってきた場合、他の背景紙とは違う部分、他の背景紙より優れている部分、サイズ、素材感などをまずは写真で確認します。
原稿は購入直前に見ることが多いため、画像で商品の魅力やショップの安心感を伝えることで、購買意欲を向上させられると思います。
効率化するのは背景切り抜きだけで大丈夫ですか?
写真のセンスやカメラの知識はなくても大丈夫。
Amazonの画像で重要な3つのコト
ズーム機能の利用して、魅力を伝わりやすくしよう
Amazonには、商品ページの画像上でマウスを動かすだけで拡大表示ができる機能が備わっています(PCサイトのみ)。元画像のサイズが1000ピクセル以上の場合に、通常表示されている画像は通常通り、マウスオーバーすると拡大された画像が表示される仕組みになっています。
そのためこのズーム機能を使いたい場合1000ピクセル以上での掲載がマストになるため、それなりにきれいに商品撮影ができる必要があります。推奨サイズは1600ピクセル以上となっており、自社内で撮影ができる環境があると対応しやすいかもしれません。
詳細ページではスマホもPCもズームできます。
スマホでの消費をメインに考える
ECサイトから購入する7割~8割がスマホ経由になっており、その消費傾向は年々伸びています。ECサイトの個人消費のほとんどはスマホであることを考えると、スマホ表示への最適化を視野に入れざるを得ません。
スマホ表示の場合、メイン画像1枚+サブ画像6枚となるため、7枚で商品の魅力のほとんどを伝えきる必要があります。
楽天やYahoo!ショッピングが10枚以上掲載できるのに対して、Amazonは7枚。伝える力とマーケティングでのユーザー理解が必須になります。
きれいじゃなくて魅力的に見えるか
きれいであることと魅力的に見えることは別モノです。きれいに撮影するだけであれば、下記のノウハウを学べばすぐに上達していくでしょう。
しかし、悲しいことに売れる画像とキレイな画像は違うのです。キレイな画像を作ることに加え魅力的に見せることを考えられた画像が商品の魅力を最大限に引き出してくれます。
薬機法に注意
薬機法(旧:薬事法)に販売ジャンルによっては薬機法に気を付ける必要があります。Amazon独自の薬機法もありませんが、一般的に言われている薬機法に則って、コンテンツ制作を進めてみてください。
検索対象はガイドラインに沿った画像のみ
ガイドラインは絶対
ガイドラインを守らないと検索対象から除外されてしまうため、ガイドラインの違反がないかは入念にチェックをしましょう。メイン画像にはルールも多く、ガイドラインに触れやすい項目も多いため、注意が必要です。
カテゴリー別に画像のガイドラインがある
Amazonの画像基準はカテゴリー別に存在し、「~重複または矛盾が発生した場合、各カテゴリーのガイドラインが優先されます。」と記載があります。
ガイドライン違反にならないように掲載カテゴリーを把握し、出品を進めていきましょう。
ユーザーが求める画像とは?
Amazonの画像基準やガイドラインに沿った画像を掲載すれば、売れるのかというと「No」です。現代の消費者が画像に求めるのは「情報量」と「情報の質」です。ここをはき違えるとすぐに離脱されます。
多くの会社にはびこっている踏襲と伝統。これは残念ながら現代とミスマッチしています。マーケティング視点(ユーザー視点)からどう打ち出すと売れるかどうかから逆算をして商品画像を作らなければ、差別化もできないですし、魅力のある画像にはなりません。
企業側が見せたい画像はユーザーが見たい画像ではないことを念頭に置きましょう。作り手の気持ちを伝えるのはクラウドファンディングサイトで行うことがいいでしょう。
→クラウドファンディングとは?基礎知識とメリット・デメリット
ユーザーが見たい画像とはどういったものかを考えて、マーケティング部署と連携をして商品画像を作成することをおすすめします。
まとめ
Amazonの商品画像の作成時に、押さえておきたいポイントをまとめます。
① メイン画像は背景が真っ白な商品だけの画像
② サブ画像最低でも6枚用意し、スマホでどう見えるかを考える
③ 画像サイズは最低1000ピクセル以上とし、ズーム機能で売上向上を図る
④ 各カテゴリーのガイドラインを把握しておく
⑤ ユーザー視点に立って逆算して画像を作る。見せたい画像ではなく顧客の求める画像を。
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・おしゃれな背景紙で撮影したい
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・国産がいい
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自動撮影システムという選択肢
ライティングは自由自在で設定保存もできる
自動撮影システムは、上記の照明の調整とカメラの設定をセットでソフト内にテンプレートとしていくつでも自由に溜め込めます。シューズを撮影するときは「A」というテンプレート、ウェアを撮るときは「B」、アクセサリーを撮るときは「C」のように、商材や色などによってテンプレートを保存しておけば、誰がやっても同じ環境で撮影ができるため、プロもアルバイトも同じクオリティで商品撮影ができるようになるんです
今まで教育が大変とされていた、カメラの技術が会社にノウハウとして溜められるとなると業務が円滑に進められると思いませんか
さらに、自動撮影システムでは、撮影と同時に背景処理も5秒で行うため、編集の時間も大幅に削れます。さらに、さらに!撮影した画像は、リネーム、リサイズ、形式変換、フォルダ振り分けを複数パターン一気に保存できるため、撮影、編集、加工のトータル工数と時間が1/3も夢じゃないです。