撮影ボックスをプロ視点でみる!失敗しない選び方

撮影ボックスで商品撮影が簡単にできる時代ですが、多くの粗悪品が混ざっていることは周知の通り。でも、選び方がわからない。そんな方への記事です。EC運営担当者やプロカメラマンと日々情報交換をしている私がプロ目線の撮影ボックスの評価と失敗しない選び方をご紹介します。商品撮影の本質を理解せずしていい写真は絶対に撮影できないことだけは忘れないでください^^

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撮影ボックスとは

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引用:デテログ

撮影ボックスとは

商品撮影を簡易的に行うボックスです(上記画像参照)。この中に商品を入れて撮影をすることで、簡単に商品撮影ができるようになるのが大きなメリットです。安価で商品撮影がそれなりにきれいに仕上がるため、メルカリやヤフオクなどのCtoCや初期のBtoCには最適な製品です。その反面、撮影のしにくさや商品サイズ等のデメリットも多く発生するため、注意が必要です。

撮影ボックスで撮影した写真の仕上がりイメージ

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引用:デテログ

テテログさんが撮影にしようされた撮影ボックスはこちらです。普段、ECサイト、プロの画像を見ている私たちでも、それなりに仕上がっていることは見て取れます。1万円ちょっとでこのクオリティが出せるのであれば、安い買いもかもしれません。

撮影ボックスの失敗しない選び方

商品ラインナップの6割以上撮影できる撮影ボックスを選ぶ

撮影ボックスは大きなものから小さなものまであります。最近では50㎝~60㎝程の大きい撮影ボックスも販売されており、どのサイズを選べばいいか迷いますよね。

その一つの基準として、商品ラインナップのサイズを確認して、6割以上入る撮影ボックスを選ぶといいでしょう。それ以外は通常の背景紙で撮影をするか、異なる撮影ボックスで撮影するときれいに撮影ができます。

小さい商材は小さい撮影ボックスで撮影をする

よくある質問として、「大は小を兼ねますか?」と聞かれることが多いのですが、答えは「兼ねますが、きれいに撮影ができると兼ねるかどうかは別です」と回答します。

実はきれいに撮影ができるかどうかは「カメラ」ではなく、「ライト」がカギを握っています。
物撮りの失敗を防ぐ3つコツ!プロクオリティを再現する方法

物撮りのよくある失敗の中でカメラが悪かったというのはあまり聞きません。むしろ環境が悪いことの方が圧倒的に多いです。撮影環境は被写体の大きさ、撮り方によってカメラマンのように本来は変えるべきなのですが、そんなことしてられないので、「大は小を兼ねて撮影したい」という欲が出るという原理です。

しかし、これはベストな選択肢でないことは忘れないでください。
→ジュエリー撮影。撮影ボックスの大きさで違いが出るか検証してみた

できるだけ照明が強くて、数が多いものを選ぶ

撮影ボックス選びの最重要項目として、照明があります。その照明の何を見ればいいのかというと3つ見てほしいものがあります。「照明の強さ」「CRI(演色性)」「色温度(ケルビン:K)」です。ここでは照明の強さについてお話しします。ほかの二つは後述します。下の画像をご覧下さい。

商品には必ずルーメン(lm)やルクス(Lux)といった表記が商品にはあるはずなので、それを見て確認をしていくといいでしょう。

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多くの撮影ボックスは4000~5000ルーメン前後なので、5000ルーメンを基準として、考えていくことをおすすめします。ルーメンと一緒に見てほしいのは、LEDチップ(照明)の数です。いくら明るいLEDでも、数が少なければ全体をきれいに明るく照らすことはできません。ルーメンの高いもの、LEDチップの多いものを選ぶと撮影の難易度は減っていくので、注意して見てみてください。

明るい撮影ボックスであっても、撮影には少し照明の強度が足りていないので、暗いなと感じると思います。その時はカメラの設定で写真が明るくなるように設定する必要がありますが、そこにも注意が必要なので、カメラの基本知識は押さえておくことをおすすめします。
商品撮影に必要なカメラの基本知識

外光を受けない仕様のものを選ぶ

撮影ボックスに多いのは、前面が完全に開放されている形状です。確かに撮影はしやすいのですが、部屋の照明や外の光に影響を受けて、撮影クオリティが安定しなかったり、色が変化したり、あたってほしくない場所にライトが当たって、撮影業務に支障をきたす場合が多いです。

そうならないように撮影方法に影響がないようであれば、前面を布や紙で覆うなどしてやるかご紹介したAmazonベーシックのような取り外しができるタイプの撮影ボックスを購入することをおすすめします。

照明の色温度を確認する

照明の色温度は写真に大きな影響を与えます。K(ケルビン)というのは色温度と言われていて、赤味や青みを調整するためにあります。

引用:Nikon

写真にそんな影響ないと思っている方が多いのですが、その概念はこの写真で消え去るでしょう。

引用:Nikon

左はAutoで、右は晴天。おそらく500~600ケルビンの差があると思いますが、それだけで写真の印象は変わります。

ケルビンはライトにもカメラにもあるため、軽視できない項目です。では、どのくらいがいいのかと言いますと写真は太陽光下を基準として考えられていて、晴れの日で5500K~6500Kほどになるため、その基準内にある撮影ボックスを選ぶといいでしょう。

一番いいのはケルビンが調整できるものが望ましいですが、なくても構いません。6500Kだと少し青くなるので、個人的には6000K前後のものをおすすめします。

CRIの高いモノを選ぶ

最後はCRIです。専門用語なので、普段は聞かない単語だと思います。CRIとは演色性といって、色がどれくらい再現できるかという指標で100が最高値ですが、高性能なLEDは95~97と満点に近くなります。何と比べているかと言いますと、太陽光下で撮影した時の色味とどれくらい近いかということが100段階で評価しています。

公表している数値が高いほどいいLEDを使っていることになるので、撮影時の色ブレが少なくなります。すなわち編集の手間が減り、無駄な時間が無くなるということです。このCRIにも注目して、探してみてください。

おすすめの撮影ボックス

条件多くて探すの大変だよ!と思っていると思いますので、いくつかおすすめの撮影ボックスをご紹介します。

おすすめの撮影ボックス①

OMBAR 撮影ボックス 5色背景シート付
LEDの数:240球
ケルビン:3000-6500K
照明の明るさ:6000Lm(無段階調整可能)
CRI:90以上
ボックスサイズ:60cm×60cm×60cm (30㎝くらいの商品まで)
商品詳細ページ

おすすめの撮影ボックス②

SAMTIAN 撮影ボックス 7色背景シート付
LEDの数:120球
ケルビン:3200-6500K
照明の明るさ:無段階調整可能
CRI:95以上
ボックスの寸法:30cm×30cm×30cm (15㎝くらいの商品まで)
商品詳細ページ

おすすめの撮影ボックス③

自動撮影システム PhotoBench140
LEDの数:不明
ケルビン:5700K前後
照明の明るさ:10000Lm前後(無段階調整可能)
CRI:95以上
ボックスの寸法:25㎝~30㎝くらいの商品まで
→商品詳細ページ

撮影ボックスの使い方

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引用:Amazon

使用方法の動画をチェック

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組み立てから撮影開始まで3分

「組み立て→電源ON→被写体を置く→スマホや一眼レフで撮影」わずかなステップで商品撮影ができるため、非常に便利な撮影ボックスです。

撮影ボックスをおすすめしたい人

下記の条件に半分以上当てはまる人には自信を持っておすすめします。

①お金をかけないで商品撮影のクオリティを上げたい
②とにかく簡単に撮影の基礎を勉強したい
③商品数が少ない
④撮影ボックスの中に入る商材が半数以上を占めている
⑤撮影者が多い
⑥画像編集が業務を圧迫していない
⑦背景処理した画像は必要ない

しかし、ほとんど当てはまっていても、これに当てはまっている人には絶対におすすめできません。

画像編集を圧迫しているなら他の選択肢

上記の中の
「⑥画像編集が業務を圧迫していない」この項目だけは見逃せない項目になっていて、撮影の付随する業務として、編集業務があり、その中で背景処理や色味編集、バナー画像の作成など様々なクリエイティブ業務があります。

そこを圧迫されているとマーケティング施策、EC運営に大きな影響を与え、ひどい場合、新商品発売にEC掲載が間に合わない、ECサイトに掲載していない商品が倉庫にある、新しいマーケティング施策が打てないなど、売上の機会損失が発生します。会社によっては、そこを解消するだけで、2倍の売り上げになることもあります。
→バイセルテクノロジーズ様の事例

撮影ボックスを使うメリット

簡単に商品撮影ができる

なんと言っても簡易ボックスの良いところは簡単さにあります。簡単にできないと撮影が嫌になってしまうので、そうならないためにも場所を取らない場所に置けて、組み立てがすぐできるように工夫されている撮影ボックスは最良の手段の一つとして考えていいでしょう。

均一なクオリティで商品撮影ができる

商品撮影は技術職ともいわれていた時代もあるくらい、撮影する人によって大きなクオリティの差が出ていましたが、情報社会においてブラックボックス入っていた情報が解禁されたので、大きな差は生まれなくなりました。

その要因の一つにこの撮影ボックスの進化もあります。ライティングが一定なため、クオリティに差ができにくく、人に左右されない撮影が可能になります。誰でも撮影できる環境を構築したい方にはおすすめできると言えます。

時間や天気などの外的要因に撮影日程が左右されない

屋内で撮影ができ、場所も大きく取られない、ボックス型で囲われているので、電気を消せば、撮影スタジオが簡単に完成します。それは、きれいに撮れる太陽光のクオリティには劣りますが、時間や天気を選ばない点の方が業務全体を考えたときにはプラスに働くのではないでしょうか。

いつでも同じ環境で撮影ができるようになるのは、撮影ボックスの大きな利点の一つです。

撮影ボックスを使うデメリット

メリットが多く上げられるのと同時にそれと同じくらい大きなデメリットが発生するのは忘れてはいけません。撮影ボックスには絶対に軽視してはいけない項目があるため、最後までお読みください。すべてを把握したうえで、撮影ボックスを使う方が圧倒的に満足度は高くなるでしょう。

もちろんデメリットを解消する方法もお伝えしますが、別のデメリットが発生するので、そこも踏まえて後述します。

撮影範囲が限定的

撮影ボックスのデメリットは6面のうち5面が囲われている仕様のため、商品撮影時にカメラを構える位置や角度に制限がかかります。そのため、好きな角度で撮れないこともあることは事前に把握しておくべきでしょう。

それを取っ払って自分でライティングを構築するとなるとセミプロやプロと同じ環境を自分で作っていくことになります。そこまでのレベルに行った場合、次のステップに進んでもいいと思いますが、クオリティとスピードはトレードオフの関係にあることは忘れてはいけない逃れられない事実です。

一定以上のクオリティは出せない

メリットでもあり、デメリットでもある、ライティングが一定という撮影ボックス。メリット面ではライティングが一定だからクオリティがブレにくいとお話ししましたが、デメリット側ではそのクオリティを超えられないということになります。

そのクオリティが超えたい場合どうするか?環境を変えるしかないので、もっと大きい撮影ボックスにするかライティングを足すか…そういった選択肢になります。ライティングを足すならLEDで調整できる方がやりやすいので、こちらをおすすめします。


引用:Amazon

商品画像の2次利用ができない

どの業務においても、前後業務との兼ね合いまでみて、効果があるかを考える必要があります。特に撮影は、どんなクオリティで、どこで使い、どのように画像使っていき、どんな効果を期待しているのかなどで撮影後に編集するか否かが決まります。

そこで重要なのが、商品だけを切り抜きする「背景切り抜き(白抜き)」という作業が必要かで作業量が2倍、3倍変わります。例えば、バナー画像に使う、POPに使う、背景合成をする、画像合成をするなどの加工が前提となっている場合、商品撮影後に背景処理の業務が発生します。

商品撮影が簡単にできても2次利用できない商品画像となるため、この部分の作業も踏まえて業務フローを考えていく必要があります。

撮影と同時に5秒で背景切り抜きできる撮影ボックス

2分でわかる!自動撮影システムができること

わずか2分で、静止画12枚(30度ずつ回転&背景処理済)の画像が初心者でも撮影ができるため、撮影、編集の手間とコストを大幅に削減します。さらに大事な時間も浮くため、マーケティングにも専念できる時間が大幅に増えます。

クオリティのバラつきから解放

自動撮影システムは、誰でも同じクオリティで撮影できるようにライティングが保存&呼出しできます。教育の負担が劇的に減るため、新人さんにお任せ企業様もぞくぞく増えてます。

撮影、編集、加工のトータル工数と時間が1/3も夢じゃないです。

撮影後の自動加工は編集者を笑顔に

リネームして、加工するまでがシステムの肝。ここまでできるから業務負担が減り、精神的な余裕ができるため、新たなアイディアも生まれやすくなります。ライバルに差をつけるには、上位に少しでも追い付くにはアイディア力と行動力がセットで必要です。アイディアを練る時間と行動する時間を自動撮影システムで捻出できるかご相談ください。

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この記事を書いた人
アライ  ユウキ
荒井 裕希
 
美容専門学校を卒業し、アパレル雑貨や携帯販売、独立して自ら開業するなどして10年。その後自動撮影システムの業界に入り、4年半(2021年7月現在)を迎える。3000を超える方と商談を行い、担当事例は100社を超える。8割がアパレルやファッション雑貨で、大手~スタートアップまで規模を問わず担当。お客様の一時期の成功ではなく、成功し続ける環境を伴走して構築することをモットーにご案内中。本質を見失わないようにロジカルに情熱を持って皆様と向き合います。

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