物撮りのコツをまとめました!カメラ選定や構図紹介も
お役立ちコラム
2021年7月29日
物撮りには、覚えておけばす今日から現場で使える写真撮影のテクニックやコツがたくさんあります。その中でも重要な要素をまとめました。主にECサイトを運用されている企業様から支持されている実績から選りすぐりの情報をお届けします。
目次
- 物撮りとは
- 物撮りのコツ【ライティング:選定編】
- 【ライティング候補】自然光
- 【ライティング候補】ストロボライト
- 【ライティング候補】定常光ライト
- 物撮りのコツ【ライティング:使い方】
- ライティングの成功例と失敗例
- ライティングで印象をコントロールする
- ライティングの強弱をコントロールして、商品に影を落とす
- 写真が変わる!カメラの基本
- 【カメラの基本知識】絞り(F値)
- 【カメラの基本知識】シャッタースピード
- 【カメラの基本知識】ISO感度
- 物撮りのコツ【背景:選定編】
- 物撮りは背景で印象が大きく変わる
- 物撮りの背景におすすめ「PinoStudio」
- 自動撮影システムで物撮りと同時に背景を切り抜きする
- 省スペースでスタジオ完成!撮影ボックス
- 物撮りのコツ【背景:応用編】
- 商品写真の背景の差し替え
- 物撮りのコツ【ピントとピント一位置】
- ピントは面で合ってる
- ピントとF値(絞り)はセットで考える
物撮りとは?
物撮りとは、商品だけを撮影することを指します。物撮りの読み方は「ぶつどり」とそのまま読みます。たまに「ものどり」と言われている方もいらっしゃいます。多数派は「ぶつどり」です。
物撮りはモデル写真撮影と違い、ストロボを使う必要もないですし、自然光で商品撮影をされている企業もあるくらい、要点だけ抑えれば、綺麗に撮影できる領域なので、ぜひ最後までご覧ください。
物撮りを失敗をしないポイントは、たった3つです。「ライティング(照明)」・「カメラ」・「背景」
物撮りと同時に背景切り抜きで最大効率を目指せる
写真のセンスやカメラの知識はなくても大丈夫。加工が面倒な白抜き加工も一緒にできちゃいます。
物撮りのコツ
売れる商品写真とは、商品撮影「前」の3つのポイントと商品撮影「時」の3つのポイントを押さえてある商品写真のことです。
商品撮影前に整えておきたい3つことは以下の通りです。
② カメラ知識
③ 背景
この3本柱が問題なくクリアされていることが大前提にあります。
詳しくは後述しますが、ライティングといってもストロボライトやディフーザーやレフ板などのプロが御用達のグッズ使わなくても商品写真が変わる知識をお伝えします。
ライティングの選定:自然光
自然光(太陽光)で物撮りをするメリットは、セッティングが簡素で、ライティングに失敗しにくい点です。
晴れの日の屋外で撮った写真と室内で撮った写真どちらがキレイにできるかすぐに想像がつくと思います。自然光はプロ品質に近い光量をもっとも簡単に取り入れられる唯一の方法です。
自然光のメリット
・セッティングなく、外や窓際に行けば誰でも物撮りができる
・十分な明るさがあり、プロ品質を再現しやすい
自然光のデメリット
・時間帯を選ぶ
・天気を選ぶ
・場所が限られる
・明るさの調整がしにくい
ライティングの選定:ストロボライト
プロカメラマン御用達のストロボライトです。
ストロボライトは昔から今に至るまで、技術の発展はあれど、大まかな中身は変わっておらず、初心者が簡単に扱える代物ではありません。
扱うにはISO感度、シャッタスピード、F値などの基本知識に加えて、プロならではの照明のコントロールや撮影技術が必要になります。モデル撮影で多く使われており、スチール撮影などがない企業ではストロボで撮影する環境がないことがほとんどです。
その上、扱える人が少ないこととその機材が揃っている、揃えてくれる企業が少ないことにあります。また、物撮りではストロボライトより定常光ライトの方が相性も良く、使い勝手も良いため使っている企業は多いです。
ストロボライトのメリット
・プロ品質の撮影が可能
・あらゆる被写体に対応
・自由度が高い
・スタジオが必要
ストロボライトのデメリット
・撮影ノウハウが必須(素人で扱えない)
・高価
ライティングの選定:定常光ライト
LEDの技術発展により定常光は数年前から非常に使いやすくなっています。セッティングも置くだけで、安価で強い光を出して、いいライティングをすることが初心者でも可能になってきました。
2万円も出せば100段階で調光可能で、明るいLEDが2つ購入できるため、きれいに撮影できないと悩んでいる方は、自然光を試していただき、天気の悪い日は定常光で撮影するなど徐々に定常光に慣れていくことをおすすめします。
定常光のメリット
・持ち運びが可能
・初心者でも扱える
・明るさ調整が容易にできる
・安価で揃えやすい
定常光ライトのデメリット
・明るさが足りない場合がある
・基本的なカメラ知識が必要
ライティングの成功例と失敗例
■左が成功 ー 右が失敗
「商品の全体と詳細」という視点でご覧ください。
こちらの2枚は同じ商品(2、3センチほどサイズ)で、照明ボックスの大きさと、ライトの位置が違います。
このようにライティング・照明の当て方、距離、強さ一つで商品の印象が大きく変わってしまうため、気を付けなければいけない点です。
商品の大きさによって照明から被写体までの距離を調整するようにしましょう。また一つの照明がどれくらいの範囲をどれくらい明るくしているかを把握して、どの照明がどのように作用しているかを把握できれば、上記のような失敗は起こりません。
ライティングで商品写真の印象をコントロールする
今度は「商品の印象」という視点でご覧ください。
こちらの2枚は同じ商品で、同じ機材で、ライトの位置も全く同じです。変更したのは照明を当てる箇所と強さを変えただけです。
こだわりを持ってやればやるだけ商品イメージをコントロールでき、ミスマッチなアプローチを避けることができます。買ってほしい人にダイレクトにアプローチができるのが一番いいと思います。その分、時間はかかるので時間と品質のバランスを見ながら取り組みことをおすすめします。
どのようなイメージを持たせるかはマーケティング担当者と密にMTGを行って、会社として、ブランドとして、どのような方向性でブランディングをしていくのか、ユーザーのニーズに応えられているのか、マーケティング目線でも画像を見てもらうことを強くおすすめします。
明るさがコントロールできない状況であれば、まずは照明ボックス内に外部の照明が届かないように囲ったり、電気を消すなどしましょう。照明の強さが足りない場合は照明を足しましょう。2万円も出せば、照明を100段階でコントロールできるLED照明が購入できます。
ライティングの強弱をコントロールして商品に影を落とす
自然光やストロボライト、高出力のLEDライトを当てるときれいに影が落ち、商品写真に立体感と高級感を与えてくれます。
被写体をおしゃれに撮影しつつ、自然な影を落とす方法として、一番手っ取り早い簡単なのは、太陽光を使用する方法です。
窓の近くもしくは外に出て撮影することで、インスタ映えするおしゃれな写真やイメージカットはスマホでも撮影可能になります。インスタの写真が、外で撮影していることが多い理由の一つでもあります。
そのため、安価商品に対しては影を付けない傾向が強いです。逆を言うと平均や相場より高い商材の場合は、イメージコントロールのために商品に影を付けて値段なりの商材として魅せることがマストとも言えます。
商品撮影を始めたばかりの頃は、スマホの撮影などでも、十分にきれいに撮影はできますが、次のステップに進むためには一眼レフで撮影するための、基本知識が必要不可欠になるため、簡単に分かりやすく解説された下記の記事をご覧ください。
記事でも紹介されている内容を簡単にご案内します。
商品撮影を行う際に最低限、覚えておきたいことは下記の3つです。
カメラの基本知識を覚える:絞り(F値)
カメラの基本知識を覚える:シャッタースピード
物撮りには、ブレ軽減のためと明るさ調整以外はあまり使われませんが、シャッタースピードが速いと素早く動いているものもピタッと止まっているように見えるようになります。
→シャッタースピードについて詳しく知りたい方はこちら
カメラの基本知識を覚える:ISO感度
最後はISO感度です。ISOは「イソ」と読みます。暗い環境でも撮影できるので、暗い場所での撮影や夜景の撮影等に主に使われたりするのですが、一つ副作用があります。
「ノイズ」です。
EC用の商品画像の場合、400前後でされることをおすすめします。ミドルクラスのカメラやここ数年に発売されたカメラであれば、800くらいまでは許容範囲になりますので、ノイズにも気を付けつつ、撮影を楽しんでください。
→ISO感度について詳しく知りたい方はこちら
「絞り」「シャッタースピード」「ISO感度」この3点を抑えて、撮影をできるようになるとプロに一歩近づきます。
物撮りの背景にはこだわりを持つ
こちらの三種類の商品写真のように物撮りの際に背景を変えて撮影をすることで、シューズの印象を変えて、よりターゲット層に近いユーザーに見てもらうことができます。
ライティングと背景、カメラの基本知識を持っていれば、インスタなどでよく見るおしゃれな写真やインスタ映えした商品写真、ECサイトにイメージカットとして掲載する商品画像が簡単に社内でも作れるようになります。
物撮りの背景におすすめ「PinoStudio」
1つ目はPinostudioです。
ピノスタジオは、物撮りに必要とされていたセンスや専門知識をカバーし、クオリティの高い商品画像を作ることは「撮影環境」だと提唱し、”背景布”がリアルな質感を生み出す背景シートです。
撮影前のセッティング時間が最小限に済み、使い勝手もよく、収納にも困らない、1セットで1万円前後ですが、価格以上の働きをしてくれるおすすめの背景ツールです。
簡易撮影やイメージカット、スマホ撮影にはぴったり!
自動撮影システムで物撮りと同時に背景を切り抜きする
商品の物量が多い企業や物撮りが追い付いていないなどの問題を抱えているようであれば、自動撮影システムがおすすめ。
1クリックで商品撮影と背景処理(白抜き)を3倍の速度で終わらせられるのが、商品撮影システムの大きな特徴です。
商品撮影の関連業務を完全アナログ(手動)から半デジタル化することで、現場の生産性は3倍へと飛躍的に向上します。浮いた時間はマーケや新規事業に振ることで売上UPが見込めます。
省スペースで物撮り!背景もキレイになる撮影ボックス
簡易的に照明を備えたスタジオを作りたいなら撮影ボックスがおすすめです。
商品撮影ボックスの最大の魅力はどこでも同じ撮影環境で進められることです。商品撮影ボックスにはライトも付属しているため、電源さえあれば商品撮影用のスタジオが完成します。
また下記のように色付きのバックスクリーンが付属している商品もあるため、商品写真の背景を変えたいなどの希望がある場合は、そのあたりも考慮しつつ、探してみることをおすすめします。
物撮りの大変なこと全部テンプレート化できます
商品写真の背景の差し替えて印象をコントロールする
ECサイトなどで活用する商品写真は、背景を白抜き(背景切り抜き)にするのが通常の流れになると思います。
その際に是非、活用を検討してほしいのが背景の差し替えです。
Photoshopや白抜きの外注などで、写真の背景切り抜きを行った後、被写体のみになった画像に背景情報を新たに追加することで、撮影環境を考慮せず背景が決められるため、おすすめの背景の作成方法です。
実際にブランディングに力を入れている企業様は、デジタル上の数値(RGBやカラーコード)などで背景を特定し、商品撮影後の編集・加工工程で、決まった単色背景や自然なグラデーションを写真に合成して入れて商品ページにアップしています。
統一された背景の商品画像が並ぶとストレスが一切ないです。例を挙げるとAmazonです。
このように背景が統一されていると2つメリットがあります。
1、商品だけに目が行くこと
2、サイト全体の世界観を邪魔しなくなる
カラーコードで背景を統一する方法を試してみてはいかがでしょうか。
ピントの理解を深める:ピントは点じゃなく面
ピントとF値(絞り)はセットで考える
上の写真のようにて前にピントが合って奧がボケた商品写真やイメージカットは良く目にすると思います。
これもF値をコントロールして、ピントを手前にすることで実現できる写真です。
ピントは商品写真でも非常に重要な項目で、ピントが合っている範囲一つで、無意識に見せたい場所が見せられるようになるため、参考に見ていってください。
物撮りは使用イメージを想像しながら行う
どんな商品にも使用した時、着用した時のイメージが必要です。
現代では上記をよりリアルに感じ取ってもらうために、AR(拡張現実)を使った方法があります。
アパレル、家具やインテリアの使用イメージによく使われていて、自分が着用するとどうなるか、この部屋のこの場所に置くとどうなるかをスマホ越しに確かめられて、購入前の不安を取り除けます。
商品撮影でも昔から行われており、それがモデル撮影であり、ロケ撮影であり、生活空間の仮想スタジオでの物撮りです。
イメージカットのメリット
・購入後のイメージが鮮明にわかる
・商品のイメージをコントロールできる
イメージカットのデメリット
・セッティングや企画などに時間がかかる
・後日の撮り直しがきかない
物撮りはキレイに見える構図を頭に入れて置く
日の丸構図
日の丸構図は、商品撮影でも簡単に応用ができる、ポピュラーな写真の構図です。その名の通り、中心に焦点を持ってくる構図なので、パッと写真を見た時に目線が日の丸とところに意図的に向くように仕向ける構図です。
三分割構図
写真を3分割し、この交点に被写体を置くことでバランスの取れた写真になる基本の構図です。
4分割構図
3分割法の分割割合を4分割に多くした写真の構図です。
自然と交点の場所に目が行く構図で、イメージカットに最適です。
フィボナッチ螺旋
フィボナッチ数列の比率「1:1.618」を用いて、長方形に対して、1:1.618の割合で、正方形を置いていき、弧を描くことでできた螺旋の構図です。
アルファベット構図(C字構図)
「C字構図」は料理の写真撮影する際によく用いられていて、Instagramなどを見ればC字で撮られているのが多いことに気づかれると思います。
対比構図
比較対象を並べて撮ることで、主となる被写体を目立たせる構図です。
物撮りはアングルにこだわる)
真正面(フラット)
高級感を持たせるためによく使われるのが、真正面からの撮影です。特に商品とほぼ水平もしくは少し煽り気味(商品を少しだけ見上げる感じ)に撮影すると高級感が増します。
真俯瞰(真上)
このような平置きなどの画像は撮影方法さえ、間違えなければ簡単に画像のクオリティを向上させることができます。
方法は2つあります。
平置きと吊り(ハンガー掛け)での撮影
①被写体を床もしくはボードに置く
②ライト2灯~3灯ほどセットする
③脚立に上りライトの間(上)から撮影する
①白い壁もしくは背景紙(背景布)の前で被写体を吊り糸などで吊る(ハンガーにかける)
②撮影をする
斜め
商品撮影に限らず斜めから撮影をすることで、一気におしゃれになります。
カンタンに再現する方法をご紹介します。
②大股で右(左)に移動する(真横)
③カメラを構える
④写真を撮る
物撮りに使えるおすすめグッズ
自然光を使わない物撮りセット
メリット:商品の魅力を引き出しやすい、天候の左右されない、場所があれば、商品サイズの制限なし
デメリット:光量不足になる場合がある、撮影の基礎知識が必要
自然光を使わない場合の、初心者向けの物撮りセットは、こちらです。
①背景紙(+背景紙スタンド)
②照明2灯~4灯
③レフ版
照明は、蛍光灯などの品質が安定しない天井の蛍光灯などは避けて、最低でも照明を2灯用意しましょう。
自然光を使わないの撮影方法は下記の動画で詳しく説明されています。
4000円のライトでも画像に簡単な編集を加えれば、そこそこのクオリティは再現できるようになります。60㎝-90㎝のスペースを使っての撮影なので、省スペースで40㎝くらいの商材は撮影できます。
1万円くらいで物撮りできるセットは揃えられるので、自然光を使わない場合は、これくらいは最低限ないと厳しいクオリティになると思います。
撮影ボックスを使う物撮りセット
メリット:誰でも簡単に撮影ができるスタジオが場所を選ばず作れる
デメリット:撮影の自由度がなく、表現が必ず一定になるため、魅力が出にくいものがでてくる
最も簡単に物撮りを始められる方法としては、撮影ボックスを使う方法です。安定した光量が担保されていて、場所や天気も選ばない。とりあえずここから始めてみるのも良いと思います。
デメリットとしては、光量が制限されているため、撮影ボックスに付属のライティングで光量が足りない場合は買い足す必要があります。
また、ライトの位置が固定されている場合がほとんどなので、上記の撮影と違い、印象の異なる画像をコントロールして作り出すことはできなくなります。
自然光を使う物撮りセット
メリット:プロ並みの光量が簡単に得られる、影付きの撮影もしやすい、屋外でも撮影できる
デメリット:撮影の時間と場所に大きな制限がある、光量の調整は撮影道具が必要
物撮りで使えるおすすめのカメラ
◆ 10万円以下のミラーレス一眼カメラ
Canon EOS Kiss M2
エントリーモデルながら、ファインダーを搭載しバランスの良い1台です。直接つけられるレンズのラインナップが少ないものの、商品撮影で必要とされる画像用途・要件は満たせます。一眼カメラを最も多く販売しているキヤノン製のエントリーモデル、気軽さを求める方にはうってつけです。
◆ 15万円以下のミラーレス一眼カメラ
SONY α6400
上位モデルにも引けを取らないオートフォーカス性能で狙った瞬間を逃さないため、モデル使った商品写真にも最適。動画撮影も得意なカメラで、ジンバを用いて本格的な動画を撮影する人も多いカメラです。物撮りはもちろんのこと、運動会でのシーンや、動画撮影にも興味がある場合良い選択になるでしょう。
FUJIFILM X-T30 II
APS-Cサイズのセンサーを搭載したモデルです。上位モデル譲りの高画質ながら、価格は抑えられています。カメラ自体も小型でおしゃれ、操作性もよく、カメラを持っている喜びが感じられる1台です。
ところどころコストを抑えているなと感じる部分はありますが、十分高級な質感を持っています。レンズがやや高価というのはありますが、表現力は間違いありません。
一眼カメラを購入する以上、レンズにこだわるべきとも思いますので、無理して上位モデルを検討するよりは、カメラのグレードを下げてレンズを買い増してみるのもよい選択だと思います。
◆ 20万円前後のミラーレス一眼カメラ
Nikon Z6
フルサイズセンサーを搭載したモデルで、Canon EOS RPよりは高額なものの、堅牢さやボディ内手振れ補正も搭載するなど、基本性能は一枚上手といってもよいモデルです。若干物撮りにはもったいない感も否めないですが、商品写真のクオリティにこだわりたい方にはおすすめです。
◆ 30万円以上の一眼レフカメラ
SONY α7Ⅳ
フルサイズミラーレスの火付け役となった、ソニーのα7シリーズの無印と呼ばれるモデルです。バランス型のモデルで特にとがった性能を持つというよりは、何でもできる優等生といった印象です。欲しい機能は大体入っており、動画性能も良く、本格的な映像制作からVlog撮影にも人気のカメラです。やや高額ですが、レンズも一番豊富で商品写真~普段使いまで幅広く使えると思いますので、初めてのカメラでとてもおすすめできる一台です。
物撮りで使えるおすすめのレンズ
CANON
EF100mm F2.8Lマクロ IS USM
ジュエリーやアクセサリー、グッズ、ネジなどの小さい商品を撮影する際に重宝するレンズ。エントリーモデルのカメラ本体と同じくらいの金額感だけあって、キットレンズと商品写真を比較すると細部までキレイにみえて、質感の表現力が向上します。
EF-M18-150 IS STM
ミラーレス一眼のEF-Mマウントなので、ミラーレス一眼にしか対応していないですが、この一本が利便性が撮影のストレスを軽減してくれます。150㎜までズームができるため、カメラをあまり動かさずに撮影をしたい方や商品写真に統一感を持たせたい方におすすめ。
SONY
FE 90mm F2.8 Macro G OSS
ジュエリーやアクセサリー、グッズ、ネジなどの小さい商品を撮影する際に重宝するレンズ。キヤノンのマクロレンズ同様に商品写真が生まれ変わります。細部の表現を豊かにしたい方には持っておいて損はない一本です。
E 50mm F1.8 OSS
APS-C用のマウントの標準レンズです。α6400を購入する場合は、ズームレンズと一緒にこのレンズもあると小物撮影や動画撮影で重宝する一本。
Nikon
NIKKOR Z 85mm f/1.8 S
ジュエリーやアクセサリー、グッズ、ネジなどの小さい商品を撮影する際に重宝するレンズ。キヤノンやソニーと同様に商品写真に違いが生まれる一本です。
NIKKOR Z 24-120mm f/4 S
24mm-120mmまで対応しているので、大抵の撮影はレンズの交換なしにできるため、ストレスフリーで物撮りを進めることができる1本
スマホで素早くプロ並みの物撮りをするコツ
自然光か定常光で撮影をする ※効果:早い/高品質
すぐに費用をかけずにサクっと撮影をされたい方には、自然光を使って撮影することをおすすめします。予算に余裕のある方は、定常光を取り揃えて、ライティングのバリエーションを持っておくといいでしょう。
Pinostudioで背景を整える ※効果:早い/高品質
市販されている背景キットの中では抜群の耐久度とリアルな質感が演出できるPinostudioをおすすめします。白、木目、大理石の3点と背景布を自立させるためのボード付きで1万円ちょっとなため、非常に安価で高品質な素材が手に入りますので、ここは惜しまず投資しましょう。
スマホ用三脚を使う ※効果:撮影品質の均一化
スマホ用の三脚はクランプ式(机等に挟む式)のものや通常の三脚など2000円~1万円ほどと開きがありますが、場所がない方はクランプ式、場所はある程度確保できる方は通常の三脚、机の上に置きたい方はミニ三脚を使用されるのが良いかと思います。
国内500社以上が使う商品撮影システム
ライティングは自由自在で設定保存もできる
技術はいらない!商品撮影と背景切り抜きを同時にやる
今まで教育が大変とされていた、カメラの技術が会社にノウハウとして溜められるとなると業務が円滑に進めらます。
自動撮影システムでは、撮影と同時に背景処理も5秒で行うため、編集の時間も大幅に削れます。
撮影した画像は、リネーム、リサイズ、形式変換、フォルダ振り分けを複数パターン一気に保存できるため、撮影、編集、加工のトータル工数と時間が1/3も夢じゃないです。